[中級]女性だから書けること― イタリアのフェミニズムの旗手たち (2024年春夏期講座)

教材費込 80分×9回 対面  NEW
ヴァレリア・パッレッラ

カトリックの国イタリアでは、歴史的に聖母マリア信仰が強く、純真で健気に家族を守るイメージが女性に求められてきました。そのような社会におけるステレオタイプ的な女性像をひとまず脱構築することで、女性が置かれてきた状況をペンの力でより良い方向へ導いてきた女性たちがいます。

授業では、すでに日本でよく知られるダーチャ・マライーニ、ナポリ出身の人気若手作家ヴァレリア・パッレッラ、昨年惜しまれて亡くなったサルデーニャ出身の優れた小説家ミケーラ・ムルジャの素晴らしい文学世界に触れ、女性だからこそ書けた問題や、男女がより良く生きる未来への希望を読み取っていきます。

ミケーラ・ムルジャ

あらかじめ作品の断片をざっと読んでいただいたうえで、授業内で講師が説明を加えます。作品の背景に関しては、視聴覚教材を用いて多角的に見ていきます。初回に使用するテキストは、前もって講師よりメールでお送りします。

旗を振りかざすフェミニズムはちょっと…と思われる方も、まずは体験レッスンを受講してみてください! 須賀敦子『ミラノ 霧の風景』に登場するカミッラ・チェデルナの短いエッセーを一緒に読みながら、ソフトなフェミニズムを体験してみましょう。

体験レッスン&ガイダンス

まずは体験レッスンをお試しください。個別相談も随時受け付けております。お気軽に事務局までお問い合わせください。>体験レッスン&ガイダンス

講師 KOSHIMAE Kimiko 越前 貴美子  
越前 貴美子

東京外国語大学博士後期課程修了。専門はイタリア現代文学。

訳書に『法医学教室のアリーチェー残酷な偶然』(西村書店)、『どこか安心できる場所で 新しいイタリアの文学』(共訳:国書刊行会)、『甘くない湖水』(早川書房)、著書に『イタリア文化55のキーワード』(共著:ミネルヴァ書房)がある。

イタリア語文法をわかりやすく説明します。文学や文化の講座では、比較文学・比較文化的な手法も取り入れ、さまざまなテーマを扱っていきます。イタリアという広大な世界の魅力を、一緒に楽しく発見していきましょう!

●日程:4/12, 26, 5/17, 31, 6/14, 28, 7/12, 9/6, 20

申込名曜日時間受講料(円)申込備考
T-MK10:30
-11:50
会員28,000
 
受講生/一般29,000
 

《重要》申込前に必ずお読みください。

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★本講座・セミナーはどなたでも入会金なしに受講できますが、日伊協会の【会員】には春夏期、秋冬期のイタリア語講座受講料が1講座につき各1,000円割引の大変お得な会員価格を始め、文化セミナーの会員価格割引、等、様々な特典があります。(但し複数回に分割されている講座は1講座とみなします)。また、25歳以下の方はユース会員として、イタリア語講座(一部除外あり)が半額になります。本講座と同時に入会申込も可能です。この機会にぜひご入会をご検討下さい。

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