『日伊文化研究』第32号

 

特集「イタリアにおけるメチェナティズモ」

  • イタリアのメチェナティズモ (岩倉具忠)
  • ルネサンス・フィレンツェ社会におけるパトロネージの諸相―政治と文化の間の個人 (根占献一)
  • 一六世紀フィレンツェにおけるパトロン・画家・構図助言者―パラッツォ・ヴェッキオの「レオ一〇世の区画」の場合 (松本典昭)
  • モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ―その芸術奨励事業とコレクションの歴史と現在 (上村清雄)
  • モダニズムとファシズム―イタリア合理主義建築運動とリットリオ宮の軌跡 (鵜沢隆)
  • イタリア企業のメセナ活動 (岡本義行)
  • イタリアにおける演劇への公的助成について (高田和文)

  • 南イタリアの親族関係と組織犯罪 (竹山博英)
  • イタリアにおける労働組合の代表性とその危機 (大内伸哉)
  • マルコ・ロドリとサンドロ・ヴェロネージ―翻訳者の目で見たイタリア現代文学の流れ (岡本太郎)
  • レオナルドの手稿から見た絵画作品―二点の「岩窟の聖母」の制作時期についての一試論 (斎藤泰弘)
  • イタリア映画・百年の遺産―四つの局面と日本における受容 (矢島翠)
  • 一つの音を聴く―G・シェルシの音楽 (伊藤制子)

新刊紹介

  • 『イタリア・イデオロギー』ボッビオ著 (村上信一郎)
  • 『ルネサンス・イタリアの<国家>・国家論』シャボー著 (永井三明)
  • 『イタリア・ファシズム経済』トニオロ著 (堺憲一)
  • 『光彩の絵画』若桑みどり著 (森雅彦)
  • 『和伊中辞典』西川一郎著 (秋山余思)
  • 『Il Giappone』Isgro著 (松浦保)

イタリア関係図書刊行目録
・恵贈図書目録
・編集後記

価格(税込み)2,500円