イタリア各州の郷土料理を東京で食べ歩くという「20州食べ歩きの会」。
今回は、四谷三丁目にある「La Vita(ラ・ヴィータ)」で、トスカーナ料理を食べる会を、10月24日に開催しました。
当日は台風が接近するなか、21名が参加して料理を楽しみました。
La Vitaは、今年が開店21周年。イタリア料理ブームが本格化する前から、気取らないイタリアのトラットリーアの味を提供してくれていました。
店の雰囲気も、しっかりフィレンツェの下町風です。
当日の料理のうち、いくつかを紹介しましょう。
La Vitaは、今年が開店21周年。イタリア料理ブームが本格化する前から、気取らないイタリアのトラットリーアの味を提供してくれていました。
店の雰囲気も、しっかりフィレンツェの下町風です。
当日の料理のうち、いくつかを紹介しましょう。
この前菜は、生のズッキーニとザクロのサラダ。
参加者のほとんどは、ズッキーニを生で食べるのが初めて。さっぱりした味で、ザクロの酸味がほどよく調和して好評の一皿でした。
トスカーナ料理といえばトリッパ。牛の2番目の胃をトマト味で煮た料理です。
日本人には苦手な人が多いのですが、ここのトリッパは本当に美味。
そして、フィレンツェ名物といったらこれ。ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)。普段のメニューにはないのですが、わざわざ調達していただきました。
イタリアだと、これを一人か二人で食べるのですが、今回はほかの皿もたくさん食べたので(もちろんパスタもありました)、これを4人ほどで分けました。
オーナーシェフの須田さんは、1980年代なかばからフィレンツェの下町に滞在して、地元の人のたまり場となっているトラットリーアでマンマの味を教わってきました。
その興味深くてほろりとするエピソードは、会報『クロナカ』137号(2013年春号)に掲載されています。食後には、当時の写真のスライド映写も楽しみました。
繊細で上品なイタリアレストランが増えるなか、骨太でしっかりしたトラットリーアの味を守っているユニークなお店です。
今回も満足な会となりました。須田さんをはじめ、お店のみなさまお世話になりました。次の会は、また近くなりましたら、会員通信やホームページでお知らせします。