日伊協会会報『クロナカ』2013秋号(通巻139号)ができあがりました。
まもなく会員の皆様のお手元に届くかと思います。
今回の特集は、「イタリア菓子の甘い誘惑」です。
フランスのお菓子にくらべて、日本における知名度はいま一つですが、そこには甘くて深い世界があります。イタリア料理と同様に、北から南まで、その土地に根ざしたお菓子が老若男女を問わずに昔から親しまれているのです。
巻頭記事では、いつも「シェフの修業時代」で楽しい記事を書いてくださるフードライターの宮寺さんが、日本のイタリア菓子界をリードする「パスティッチェリア イソオ」(六本木)の磯尾直寿さんと「ソルレヴァンテ」(北青山)の藤田統三さんにインタビュー。
これを読むだけで、これまであまり知られていなかったイタリア菓子の世界を大きく広げてくれることでしょう。
イタリアのお菓子から世界史が見えてくるという興味深い話も満載です。
続く見開き2ページは、イタリア全国お菓子地図。もちろん、これですべてというわけではありませんが、イタリア各地の有名なお菓子20種類あまりを、イタリアの地図上で紹介しています。
連載記事では、今号から、イタリアファンにおなじみの法政大学教授 陣内秀信さんによるコラムがはじまりました。また、前号のイタリアポップス特集を受けて、「Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典」も連載開始です。
『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
日伊協会のサイトの「出版物のご案内」ページから申込みができます。
また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。その際は、
「クロナカ2013年秋号(139号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)
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目次 (表紙を含めて全24ページ、数字はページ番号です)
特集:イタリア菓子の甘い誘惑
3 知るほどに奥深い、イタリア菓子の世界 宮寺麻里子
6 イタリア全土お菓子地図 宮寺麻里子、協力:ソルレヴァンテ
8 町なかのお菓子事情 持丸史恵
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10 イタリア・ルネサンス絵画史入門<44> 松浦弘明
ドラマ性の重視へ
―1540年代のティツィアーノ―
12 モスカテッロ・リポート 素顔のイタリア<7>
美に囲まれて暮らすことの悩みと苦しみ
アントニオ・モスカテッロ、廣石正和(訳)
14 小さな村の大きな人生<10> 田口和博
両親の想い出が人生を大きくするということ
16 イタリアで花開く日本文化<5> 持丸史恵
「トマト味の豆腐」ってどんな味?
17 BAR SPORT<5> 佐藤徳和
ローディの誇り、ローラーホッケー
18 陣内がゆく<1> 陣内秀信
アマルフィと美濃の「紙」の文化交流
19 Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典<1> 磐佐良雄
ロック魂は健在 ジャンナ・ナンニーニ
20 イタリアのニュースから
22 第3回「イタリア人大学生のための日本語・日本文化講座」ご報告
23 日伊協会からのお知らせ
表紙 二村高史 モンドヴィ(ピエモンテ州)
夕日を浴びる山上の町