「第3回イタリア人大学生のための日本語・日本文化夏期集中講座」に受講中の9名の若者達のリレーブログによる日本奮戦記。午前中は日本語講座、午後は様々な日本の伝統文化を肌で感じる日本文化講座です。今日の午後の日本文化講座は落語、しかも日本語とイタリア語を交えたハイブリッド落語(?)を生で鑑賞することが出来ました。
(原稿はそのまま掲載しております)
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Susanna Palmeri
金曜日は、学校で漢字のquizをしました。毎日たくさん漢字を習っているのでにちきようかいを感謝の念を抱きます。そのあとで桃太郎の昔話を読んで桃太郎の歌を歌いました。
昼食の後で落語の上演を見ました。落語を見ることは始めでした。りゅうらくさんゆうていさんは本当におもしろかったです!扇子を使ってたくさん変わり種を演じました。彼の顔は交えたとても表情に富んで、楽しかったです。
みんなイタリア人は笑ってとても遊びました!!!
Venerdì a scuola abbiamo fatto il kanji quiz. Ogni giorno impariamo davvero moltissimi kanji e per questo dobbiamo ringraziare l’Associazione Italo-Giapponese. Dopo abbiamo letto la fiaba di Momotaro e cantato la sua canzone.
Dopo pranzo abbiamo visto uno spettacolo di rakugo. Era la prima volta che ne vedevamo uno.Il Sig.Ryuraku Sanyutei é stato veramente divertente! Usando solo il ventaglio ha impersonato molti personaggi.Il suo volto era molto espressivo ed estremamente divertente.
Noi italiani abbiamo riso molto e ci siamo divertiti tanto!
(事務局からのひとこと)
今回、本物の落語を生でしかもイタリア人大学生のためにだけ、特別に演じて下さったのは、三遊亭竜楽師匠。師匠はこれまでも世界中で数々のパフォーマンスを成功させてきました。先日行われた日伊協会主催「夏のフェスタ」でも、海外での落語上演をご紹介して下さいました。今回来日した学生の母校、ボローニャ大学でも昨年落語を演じたことがあるとのことでした。
古典落語を理解するのに日本人でも、庶民の生活ぶりを知らないと理解しずらいことがありますが、日本語勉強中のイタリア人大学生の反応は?とても興味深いところでした。しかし、実際には彼ら彼女達は日本人以上にお腹を抱えて笑い転げ、師匠の落語を心から楽しんでくれました。万国共通の表情の変化や緻密に計算された落語独特の身振りから想像力を掻き立てられ、落語が言葉の壁を超え、世界中の方々からその面白さと奥の深さが賞賛されてることが、ここでも証明されたわけです。
今回の日本文化講座の取り(主任)を飾るに相応しいイベントでした。お忙しい中、学生の為にと、快く引き受けていただきました竜楽師匠には御礼申し上げます。