<フリーチケットのコンサート>
昨年の後半に、私が所属するコーラスグループはミラノ市の高齢者福祉のために設立された協会の会員となり、現在の練習場所を提供いただいてます。また、そこには個人会員としての登録しており、恩恵としてこの組織がからむコンサートがフリーチケットで音楽鑑賞が可能です。
私は今年のプログラムから、2回程そのコンサートに友人と行きました。演奏者は勿論プロのレベルの高いコンサートです。特筆するのは、2021年のショパンコンクール優勝のBruce Liuのピアノソロコンサート。1400人収容のミラノ音楽院内のホールはほぼ満席。幸いそのフリーチケットをかなり以前に予約したので、鑑賞することが出来幸運でした。日本でも昨年12月彼のコンサートがあったようですね。
ピアノに関して詳しい訳ではありませんが、もう胸が揺さぶられるデリケートな、鍵盤のタッチが想像を超える音を奏でる、涙ものの演奏でした。プログラムは、モーツァルト、ジャン‐フィリップ・ラモー(フランス、バロック)、ショパン、F.リスト。様々な音色とスタイルの音楽を奏でられ、馴染みある小曲も挟まれ、それは彼の魅力満載の内容でした。最後のF.リストは劇的な迫力ある、もういつエンディングになるのか?と思う、ダイナミックな演奏でした。
そしてアンコールは3曲も披露してくれ、最後はなんとパガニーニとリスト作曲による「ラ・カンパネラ」。もう観客は大興奮の渦。。。まだ25歳のエネルギー溢れる演奏に酔いしれました。イタリアで彼の演奏を間近で鑑賞できるなんて!もう感動の一言。一緒に行った友人は泣いてました。
<ミラノでの日常模様>
*携帯充電が何処でも可能な事
これは、とても便利。列車やバール・マクドナルドなど店内には電源があり無料で充電できるようになっています。日本でもMacで見たことありますが。先日はカドルナという乗り換え駅で、駅通路にこの充電設備が新設されてました。始めて見ましたが。誰でもいつでも充電できるのです。増えてますこの設備。私はある列車で移動中に、若者男子から「充電アダプター貸してくれる?」と聞かれ貸して窓際近くにコンセントがあり、彼はそれで充電してました。
日本に友人の息子さんを自宅でホームスティした時、あるレストランで「充電したいけどコンセントないの?」と聞かれて「そんなのないわよ」と言ったら、「どうして?イタリアはどこでも充電できるのに」と言われました。日本はそういうシステムないとしか言えませんでしたが。
*警官達の喫煙とカフェ休憩
警官だからと言い、日本のように業務時間中は禁煙とかお茶のみ禁止とかはありません。行きつけバールでカフェタイム&喫煙という光景が日常で見られます。数人ならまだしも彼らが5台位パトカーと道路に天地逆での縦列駐車で6~7人がバール前でたむろってカフェしている姿に驚き!しかし、バール店員もお客さんも通行者もこれは平常シーンのようで、誰も違和感なくお喋りと通行している有様。まあ、日本は厳しすぎとはいいますが、日本人の私としては、ちょっと抵抗ある場面です。さすがに写真は撮れませんでした。逮捕されたくないし。
*アマゾンや他の宅配・郵便事情
イタリアのインターフォンは道路側の壁にあり、訪問者は鳴らして建物の入口の大きなドアを開錠してもらい中に入ります。郵便局の書留や宅配の場合、大きい建物では管理人が居る場合、代理で受領してくれます。
しかし、管理人不在の建物ではインターフォンで応対後、「本人が速やかに1階に降りて、受領する」システムです。自室のドアの前まで来てくれません。これは、アマゾンなども同様です。それも、本人確認は口頭で行い、受領サインなしで宅配業者は渡したら、即車に戻りためらいなく立ち去ります。小さい物や薄い袋の物は、郵便箱の隙間に入れば差し入れ、入らなくてもその辺に放置もあります。よく郵便ボックスの上とか前の壁の狭い置き場所(?)に封書とともにあります。
私が驚いたのは、電子ピアノの鍵盤と部品が届いたとき、インターフォンで応対後階段の上から下のエレベーター前を上から覗くと(コの字型階段)、配達人はそれをエレベーター前に運んでくれ?、上から声掛けた私に「ここに置いたからね~」と言って、立ち去りました。。。急いで降りて、エレベーター前のそれを、すぐさまエレベーターに運び、自室まで運びました。アマゾンのメールの配達通知は正しくなく、ある時まだ先の日付で安心してたら配達業者から電話がかかり「アマゾンだけど、不在だから電話した。今、どこ?」私は配達日はまだ先でしょと言ったら「今日近くに来たから寄ってみた。何時ころ戻る?」でした。大体移民系の人が多く、配達スケジュールはないようなものでアマゾンの予定通りとはいかないものと理解。
郵便局員も急いでいるのか、郵便ボックスに氏名が張られているにも関わらず、封書がまとめてドサッと放置は日常。書留不在通知も配達人の発行した携帯レシートがその辺に放置もありです。私は常に郵便物が自分の郵便ボックスに入るとは信じておらず、常に毎回放置郵便物をチェックします。
銀行のキャッシュカードが期限切れ予定で、銀行から日々メッセージが届いて、昨年10月にもうすぐ発行されます。→12月25日 郵便局に渡されました→後日郵便局から届きます。とあり、心配で毎日見てましたが、新年となり実際に第一週は郵便物は一切届かず(多分溜まっているから、順に配達してるのだろう)やっと第二週の1月12日に普通郵便で郵便ボックスに入っているのを見たとき、ホッとしました。あ~あ毎回これかと。
アマゾン購入は、薄いものは自宅、郵便ボックスに入らないものは管理人駐在の友人宅に送ることにしています。