≪日伊協会後援≫ | |
日伊協会の会員であり、歌手、訳詞家、古典カンツォーネ・ナポレターナの研究家としても活躍され、叙情的で哀感に満ちたその美声と歌唱には定評があり、我が国のカンツォーネ界で唯一カヴァリエーレ勲章を受章した青木純さんが、昨年10月22日(土)に亡き友ファウスト・チリアーノ氏の追悼コンサートを開催することになり、当会で後援したところ、大好評につき、今回再演となりましたので、ご案内致します。 | |
青木純リサイタル 追悼ファウスト・チリアーノについて ʻ22年2月「カンツォーネ・ナポレターナの最後のマエストロ」と言われたイタリアの歌手ファウスト・チリアーノが亡くなった。85歳であった。彼はナポリに生まれ、ローマの音楽院でクラシックギターを巨匠マリオ・ガンジに師事。そしてその美しい声と容姿から歌手、俳優として20歳でデビューし、長年に亘りレコードに舞台、映画、テレビで活躍してきた。古今のナポレターナを卓越したテクニックで自らギターを奏で、また師でもあるマリオ・ガンジと共に、 甘くて渋い上品なバリトンの美声で歌いあげ、戦後のカンツォーネ史に大きな足跡を残した。また大の親日家でもあり、1960、70年代には数回来日、各地でのコンサートだけでなくテレビ朝日系列のドラマ「特捜最前線」のエンディング・テーマ曲「私だけの十字架」等、日本語歌唱でのレコードを多数発売した。彼ほど紳士的で、品格のあるカンツォーネ歌手はいないであろう。 青木は個人的友人でもあったこの大歌手の逝去を悼み、ʼ22年秋に東京でチリアーノが遺した名曲を歌い綴り、その功績を称える追悼コンサートをイタリアに先駆けて開催した。当日の来場者、また当日来場が叶わなかった方々から ご要望が寄せられたため、彼の86回目の誕生日に再演を行うこととした。 企画・制作者 友谷達則 | |
*ファウスト・チリアーノ氏のパートナーRodica Dorina Aretu in Cigliano さんからのメッセージ(抜粋) ファウストは日本の皆様がどれだけナポリのカンツォーネを愛しておられるかよく知っていました。私と二人でよくYoutubeの動画を見ながら彼はいつも「何て日本の人達は素晴らしいのだろう!」と言っていました。 例えばマエストロJun Aokiの演奏を聴きながらファウストは彼の素晴らしさを愛し、褒めたたえていました。どうぞ日本の皆さん美しいナポリのカンツォーネをこれからも愛し、歌い続けて下さい。ファウストがこよなく愛したナポリの調和と香りを日本の隅々にまで運んで下さい。マエストロ青木の成功をお祈りします。またご後援下さる日伊協会に感謝とご挨拶を送ります。 | |
青木純プロフィール 柴田杏里プロフィール スペイン王立マドリッド音楽院を首席で卒業。ナルシソ・イエペス、ホルヘ・アリサ他に師事。第4回マヌエル・パウラ・ギターコンクール第1位、数多くの国際ギターコンクールに優勝、入賞した。ニューヨークのカーネギーホール等、世界各地で招待演奏を行うほか、国際コンクールの審査員としても活躍する日本を代表するギタリスト。青木純との共演は1985年以来37年間におよぶ。 | 国立音楽大学声楽科を卒業後イタリアに留学。ミラノでスカラ座のプリマ、マリア・ルイーザ・チオーニらに師事。ナポリのカンツォーネの巨匠故ロベルト・ムーロロとの出会いからカンツォーネ・ナポレターナを歌い始める。1980年に帰国後から数多くのオペラ、オペレッタ、ミュージカル、演劇に主要な役で出演する一方、カンツォーネ・ナポレターナの訳詞、演奏活動を続け、1990年頃からそれを本格化する。2005年イタリア大統領から<カヴァリエーレ(騎士)勲章>を受章。2019年ナポリで<マサニエッロ賞><マストロ・マスィエッロ・マンドリーノ賞>を受賞。ナポリ人以上にナポリの心が歌える歌手として高い評価を得て多くのファンを持つ。イタリア文化会館講師。|
公演:青木 純、柴田杏里 日 時: 2月5日(土) 14:00~(開場13:30~) 入場料:日伊協会会員 4,500円 会 場:原宿アコスタディオ | |
日伊協会会員の皆様へのご優待 割引料金(4500円/一般5000円)となります。日伊協会会員として青木事務所まで直接お申し込み下さい。チケットは青木純事務所から直接送られてきます。皆様のご来場をお待ちしております。 連絡先:044-951-3117 080-1153-0335 goloso204@gmail.com |
日時 | 時間 | 参加費 | 備考 |
2023年2月5日(土) | 14:00 開場13:30 | 4,500円 |