累計140万部突破の大ヒット歴史漫画『チェーザレ 破壊の創造者』(講談社「モーニング」連載)が、コロナ禍による中止を乗り越え、夢の舞台が2023年1月、明治座にてミュージカルとして再び甦り、2019年~2020年にかけて開催したセミナー「チェーザレとその時代」も、新たな視点から幻の公演となった夢の舞台とともに再び開講となりました。 本セミナーは、このミュージカルをより深く楽しむために、ルネサンス・イタリアの時代をチェーザレ・ボルジアがどのように生きたのか、その足跡を、様々な角度からからたどっていきます。 今回はチェーザレ研究では注目の若手研究者の増永菜生氏、チェーザレの時代の音楽を森田学氏、そしてチェーザレとマキャベリとの関係などを『チェーザレ 破壊の創造者』の原作監修者である原基晶氏をはじめ、それぞれの分野の専門家が3回にわたって解説します。 また今回は明治座様とのコラボ企画として、本セミナー受講生限定でS席チケットをいち早くご提供する大変お得なセミナーとなっております。また1月25日(水)は終演後舞台裏解説講座の特別体験もあります。奮ってご応募下さい。 見逃し配信もできます。詳しくは事務局(scuola@aigtokyo.or.jp)にお問合せ下さい。 |
第一回 ルネサンス期イタリアの外交 教皇の子 チェーザレとルクレツィアの視点から 11月24日(木)20:00~21:30 ルネサンス期の外交におけるチェーザレ・ボルジアとその妹ルクレツィア・ボルジア、つまり教皇の子の役割について、最新の研究を紹介しつつお話しします。まずはルネサンス期の外交の特徴について、次にその外交の主体となった役人や領主、傭兵隊長、そして教皇の親族たちの立ち位置と評価について説明します。交わされる書簡の量が増え、書記局が発展していったとされるルネサンス期において、教皇の子としてチェーザレとルクレツィアはどのような政治的主体として動き、また評価されたのでしょうか? ある意味、チェーザレとルクレツィアの兄妹は、それぞれ英雄とファム・ファタール、ドラマチックな人物というイメージが抱かれがちです。ところがこの教皇の子たちを当時のイタリアで活動していた政治的主体の一人として捉えることで、ボルジア家研究という枠組みのみならず、彼らの事例を外交史や政治文化史などより広い視座でアプローチすることが可能になるでしょう。 《講師プロフィール》 |
第2回 『チェーザレが生きた時代の音楽』 12月22日 20:00~21:30 楽譜や演奏家たちの実践・研究を通じて現在まで受け継がれている音楽を通してチェーザレの時代と繋がる旅を一緒に楽しみましょう。 現在のように録音によって音楽を保存することができなかったルネサンスの音楽をどのように再生することができるのか?といった問いについても一緒に考えて行きたいと思います。 楽譜や演奏家たちの実践・研究を通じて現在まで受け継がれている音楽を通してチェザレの時代と繋がる旅を一緒に楽しみましょう。 《講師プロフィール》 | チェーザレが生きた時代(15世紀後半から16世紀初頭にかけて)のイタリア半島での音楽について、ヨーロッパ全体との関わりを意識しながら、お話しします。
第3回 「マキャヴェッリはチェーザレに何を見たのか」 1月19日(木) 20:00~21:30 マキャヴェッリの描くチェーザレ・ボルジア像についてお話します。 ルネサンス当時から外国(スペインのカタルーニャ地方)出身の僭主として悪評の高かったチェーザレが、現在の世界において、ときにイタリア統一という志を持った人物として描かれるようになったのは、政治思想家マキャヴェッリの著した『君主論』において、彼が非常に高く評価されたことによります。 ここでは、マキャヴェッリがチェーザレに何を見たかを確かめることで、それまでの神に代わる、彼の有名な「運命」という思想について考えてみたいと思います。 《講師プロフィール》 |
申込名 | セミナー日時 | 公演日時 | 参加費 | 申込 | 備考 | |
CE-0121 | オンライン講座全3回 11/24(木) 12/22(木) 1/19日(木) ※ 事前にご連絡いただければ、 | 1月21日(土) 17:00~ | 会員 | 23,000円 | ||
受講生/一般 | 23,500円 | |||||
CE-0125 | 1月25日(水) 13:00~ 終演後 舞台裏解説講座 | 会員 | 23,000円 | |||
受講生/一般 | 23,500円 | |||||
CE-0126 | 1月26日(木) 18:00~ | 会員 | 23,000円 | |||
受講生/一般 | 23,500円 |