≪日伊協会後援≫ | |
日伊協会の会員であり、歌手、訳詞家、古典カンツォーネ・ナポレターナの研究家としても活躍され、叙情的で哀感に満ちたその美声と歌唱には定評があり、我が国のカンツォーネ界で唯一カヴァリエーレ勲章を受章した青木純さんが、亡き友ファウスト・チリアーノ氏の追悼コンサートを開催することになり、当会で後援することになりました。 今回、特別のご配慮で一般販売に先行して当会の会員に特別料金でご紹介することに致しました。 ご鑑賞を希望される方は、お早めにお申し込みください。 | |
ファウスト・チリアーノについて 先日「カンツォーネ・ナポレターナの最後のマエストロ」と言われたイタリアのカンツォーネ歌手ファウスト・チリアーノが亡くなった。85才であった。 彼はナポリに生まれ、ナポリの音楽院でクラシック・ギターを名手マリオ・ガンジに師事。そしてその美しい声と容姿から歌手、俳優として20才でデビューし、長年に亘り数多くのヒット曲を生み、数多くの映画や舞台に出演してきた。 多くのナポレターナを、時に師のマリオ・ガンジと共に、そして卓越したテクニックで自らギターを奏でながら、その甘くて渋く上品なバリトンの美声で歌い、カンツォーネ史に大きな足跡を残した。 1960年代、70年代に数回来日、コンサートだけでなくTV朝日系列のドラマ「特捜最前線」のエンディング・テーマ曲「私だけの十字架」を日本語で歌うなど活躍。彼ほど紳士的で品格のあるカンツォーネ歌手はいないであろう。 ナポリ人に愛される歌手であり、チリアーノ夫妻の個人的友人でもあった青木純が、自らのギター弾き語りと、マリオ・ガンジと並び立つギターの名手柴田杏里の伴奏で、チリアーノが遺した名曲を歌い綴る追悼コンサートが10月22日(土)に原宿のアコスタディオで開催される。(友谷達則) | |
*ファウスト・チリアーノ氏のパートナーRodica Dorina Aretu in Cigliano さんからのメッセージ(抜粋) ファウストは日本の皆様がどれだけナポリのカンツォーネを愛しておられるかよく知っていました。私と二人でよくYoutubeの動画を見ながら彼はいつも「何て日本の人達は素晴らしいのだろう!」と言っていました。 例えばマエストロJun Aokiの演奏を聴きながらファウストは彼の素晴らしさを愛し、褒めたたえていました。どうぞ日本の皆さん美しいナポリのカンツォーネをこれからも愛し、歌い続けて下さい。ファウストがこよなく愛したナポリの調和と香りを日本の隅々にまで運んで下さい。マエストロ青木の成功をお祈りします。またご後援下さる日伊協会に感謝とご挨拶を送ります。 | |
青木純プロフィール 柴田杏里プロフィール スペイン王立マドリッド音楽院を首席で卒業。ナルシソ・イエペス、ホルヘ・アリサ他に師事。第4回マヌエル・パウラ・ギターコンクール第1位、数多くの国際ギターコンクールに優勝、入賞した。ニューヨークのカーネギーホール等、世界各地で招待演奏を行うほか、国際コンクールの審査員としても活躍する日本を代表するギタリスト。青木純との共演は1985年以来37年間におよぶ。 | 国立音楽大学声楽科を卒業後イタリアに留学。ミラノでスカラ座のプリマ、マリア・ルイーザ・チオーニらに師事。ナポリのカンツォーネの巨匠故ロベルト・ムーロロとの出会いからカンツォーネ・ナポレターナを歌い始める。1980年に帰国後から数多くのオペラ、オペレッタ、ミュージカル、演劇に主要な役で出演する一方、カンツォーネ・ナポレターナの訳詞、演奏活動を続け、1990年頃からそれを本格化する。2005年イタリア大統領から<カヴァリエーレ(騎士)勲章>を受章。2019年ナポリで<マサニエッロ賞><マストロ・マスィエッロ・マンドリーノ賞>を受賞。ナポリ人以上にナポリの心が歌える歌手として高い評価を得て多くのファンを持つ。イタリア文化会館講師。|
公演:青木 純、柴田杏里 日 時: 10月22日(土) 18:30~(開場18:00~) 入場料:日伊協会会員 4,500円 会 場:原宿アコスタディオ | |
日伊協会会員の皆様へのご優待 チケットの一般販売開始(9月1日)を前に、割引料金(4500円/一般5000円)での先行予約を行わせて頂きます(8月22日〜31日)。日伊協会まで直接お申し込み下さい。チケットは青木純事務所から直接送られてきます。皆様のご来場をお待ちしております。 |
申込名 | 日時 | 時間 | 参加費 | 申込 | 備考 |
CN-1022 | 2022年10月22日(土) | 18:30 開場18:00 | 4,500円 | 申込終了 |