<日本一時帰国>
本来は3月初旬のフライトで一時帰国する予定でした。しかし前回のマンドリン通信で書きましたが、急性中耳炎になったことでフライトを2月中旬に早めました。継続治療が必要と判断したためです。幸いフライト変更の追加料金がなかったので。その頃イタリアからの日本入国は、宿泊施設での隔離は6日間でした。
羽田到着の便が少なかったせいか検疫はスムーズでしたが、やはり空港での抗原検査の結果待ちとホテル移動のバス待ちがかかり、結局品川のホテルの部屋に入れたのは4時間後でした。。。6日間の隔離は辛かった!
そして、隔離開けの2月24日、ウクライナ侵攻となりました。フライトを早めてなかったら、3月初旬のフライトは欠航でした。なんというタイミングというか。。
そして、5月中旬に予定のフライト(とはいえ、変更2回ありましたが。)で、
無事イタリアに戻りました。今回のフライトはFinnairで、ヘルシンキ経由でした。以前ならこの航路は、日本への最短ルートでしたが、ロシア上を空飛べなくなったため北極海上空を飛ぶという、初めての経験でした。どう飛ぶのか興味深々でしたが、座席の画面で現在の航路が見られました(写真参照)。今回往復エコノミークラス乗客は20人以下で気の毒になりました。
この航路は他のエアラインより、最短かと思います。JALや英国航空などは、ロンドン経由のようでしたから。14時間はかかったと友人の談。そして、21:40発で成田もほぼお店も閉まっている静かなチェックイン。昨年は、PCR検査証明とイタリア入国には「EU digital Passenger Locator Form(dPLF)の事前登録で提示が必要でしたが、4月28日ワクチン3回接種パスがあれば、両方とも不要となったのです。これが一番気がかりでしたから、精神的に楽なイタリア戻りとなりました。
<イタリアコロナ事情>北イタリア日本人会会報情報
*Covid-19 緊急事態宣言終了
26か月に及んだ緊急事態宣言が4月末で終了しました。規制は5月から全面解除となり、グリーンパス提示義務は不要となりました。あんなに、いちいちレストラン・バールで提示して、従業員がスマホでチェックするのが終わったのです。大変だったと思います。ただし医療施設では、今年末まで運用とのこと。
*マスク義務(一部継続)
・飲食店・商店やスーパーなど屋内の着用義務を一部解除。・病院、公共交通機関、映画館や劇場、学校等は引き続き着用義務づけ→病院のみと
労働者マスク着用義務は残る。職場や混雑する場所では独自にマスク推奨することもあるので、今後も常に携帯は必要ありますが6月15日になくなる予定。
*その他
コロナ治療薬がホームドクター処方箋で薬局購入出来るようになり、病院コロナ問診票やトリアージがなくなった。
先日、ユーロ圏のサッカー試合でミランが優勝し、Duomo広場は写真のように人々が押し寄せ、大騒ぎとなりました。勿論街頭は車でクラクション慣らし、道路を走り回る大音声の雄叫びを聞くことになりました。当然感染者は翌日から増えておりました。。全く苦情なしですし、警備もしてたのかな?? つまり、日常が戻ってきたという事でした。
——————————————————————————–
ミラノに戻り、テレビで見たDuomoでの大コンサートやサッカーの試合など、マスクなし! 街中歩いても、もう夏間近でもありアペリティーボ・ジェラート頬張りで人々は集い、お喋りに花を咲かしています。勿論マスク無しで。。。私はまだ、昨日も15000人の感染者・22人死者・重傷者218人となっており、まだまだコロナは無くなったわけでもないので、混雑の場所は避けています。
<コーラス ラ・フェニーチェ参加>
以前、北イタリア日本人会の何人かの会員で構成された合唱グループメンバーから誘われたことがありましたが、その頃は余裕がありませんでした。最近の会報でミラノの大きな合唱団のコンサートに参加した記事とYouTubeのサイトが
添付されており、興味がわいて参加することにしました。
コロナ禍も落ち着き、何か新しいことを始めたい気持ちがあり、若いころはギターでフォークソングを楽しんでいたこともあり、また歌をやってみようと思い立ちました。
先日練習に体験参加して、皆さんに温かく迎えてくださいました。今まで器楽専門でしたが、またジャンルの異なる音楽も役に立つかもしれません。マンドリンではCanzone Napoletana Classicaがナポリ民謡にあたり、私が親しみあるこのイタリア民謡を歌えたらとも思います。
<ミラノオーケストラの活動>
日本一時帰国からイタリアに戻り、またミラノオーケストラの演奏活動に参加しました。久しぶりの再会で、メンバーから「お帰り!」と声を掛けられて、ああ戻ったんだなと思いました。6月は12日、17、18、19日三夜連続、25日となんとコンサートがオファーされており、いきなりハードなスケジュールとなりました。
そして、イタリアはマスク義務規制が緩くなり、練習場ではどうなのか?到着してみると予想通り、マスクしているメンバーは皆無。。。しかし、オケのWhatsAppでは、あるメンバーがコロナ感染したと記述あり、ちょっと気になります。でも、私だけマスクするわけにも行かず、まあ広い会場でドアとかは開け放たれてましたが、まだ何となく不安があります。仕方ないかな。。。
わりと早くに三夜連続コンサートのプログラムが出来上がりました(写真参照)。Duomo近くのミニスカラ座と呼ばれている、小さいクラッシックな劇場です。私のミラノ友人達も来てくれることになり、一人は日本からのお友達を案内したいと。チェントロの、素敵な劇場でのコンサートを楽しんで貰えたらと張り切っています。