イタリア料理研究家長本和子が、深淵なるイタリア料理の世界にご案内します。「イタリア料理は郷土料理の集合体」という言葉がありますが、それを知るには州ごとの料理を覚えたり途方もない時間がかかりそうです。 このセミナーリオは「歴史という縦軸」と「郷土という横軸」からイタリア料理を理論的に解説し、次にもう一歩進んだ「文化としてのイタリア料理」をお聴きいただく、知的好奇心あふれたものです。料理を読み取る目を養ってイタリアを旅行すると、きっと数倍楽しくなりますよ。 | |
第1回 5月12日(木)「トスカ―ナ」 紀元前8世紀から、この地に住んでいたのがエトルリア人。トスカーナの州の名称もこのエトルリア人に起因していますが、なぜかいまだにその文字が解読されていません。手掛かりは大きな墓。死後も生き続けると考え、日常の物を収めたり、壁に彫り付けたりしているからです。それらを手掛かりに古代の食を、そしてその流れの延長上にある現代の食を探ります。 第2回 6月23日(木)「フィレンツェ」 都市の食文化は特殊な動きをします。特にルネサンスを生み出したフィレンツェは、まさに貴族料理の大輪の花が咲いたところです。カテリーナ・デ・メディチの婚姻により、その文化はフランスに伝わり、フランス料理ー国際料理になっていきます。古代ローマの崩壊によって一度途絶えたイタリアの食文化再興の地、フレンツェの食を見ていきましょう。 第3回 7月14日(木)「リグーリア」 この州名の由来となった民族リーグリは、かつては広大な地域に広がっていましたが、追いやられるように山と丘陵しかないこの地に住みつきます。地形的条件の悪さにも関わらず独特な食文化が花開いたのは、イタリア第一の港であるジェノヴァの影響がありました。西側ポネンテと東側レバンテとは全く違う食を、地形と文化の流れからお話しします。 | |
講 師:長本 和子(イタリア料理研究家、「マンマのイタリア食堂」主宰。 日本イタリア料理協会機関紙「ACCI」元編集長。日伊協会常務理事) 日 時: 5/12,6/23,7/14(木) 時 間:20:00 – 21:30 オンライン配信 ※ ご欠席の場合は、事前にご連絡いただければ、録画データを後日配信いたします。 受講料:会員9,000円、受講生・一般 10,000 円 各回単独でお申込の場合、会員・受講生・一般共に3,500円 | |
<講師プロフィール> 長本和子 NAGAMOTO Kazuko |
申込名 | 日時 | 時間 | 参加費 | 申込 | 備考 | |
OS-N-22PRk | 5月12日(木) 6月23日(木) 7月14日(木) | 20:00~ 21:30 | 会員 | 9,000円 | ||
OS-N-22PR | 受講生/一般 | 10,000円 |
申込名 | 日時 | 時間 | 参加費 | 申込 | 備考 |
OS-N-2205 | 5月12日(木) | 20:00~ 21:30 | 3,500円 | ||
OS-N-2206 | 6月23日(木) | ||||
OS-N-2207 | 7月14日(木) |
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