イタリア料理は美味しい。でもそれだけではなく、目の前に出された一皿から、後ろに隠れた歴史と文化、地方を読み取ってみませんか。この講座では、そのポイントと理由をイタリア料理研究家長本和子が深淵なるイタリア料理の世界にご案内します。 「イタリア料理は郷土料理の集合体」と言われています。このセミナーリオでは「郷土という横軸」に「歴史という縦軸」を加え、イタリア料理を理論的に解説し、次にもう一歩進んだ「文化としてのイタリア料理」をお聴きいただく、知的好奇心に満ち溢れたものです。 普段見たことのないような貴重なスライドを使った講義は分かり易く、十分な質問時間も用意されています。料理を読み取る目を養ってイタリアを旅行すると、きっと数倍楽しくなりますよ。 | |
第1回 11月18日「カンパーニア」 終了 紀元前8世紀に、移住のためにマーニャグレーチャ(古代ギリシャ人)が到着したのがこの地。彼らが持って来た物は、ワイン、パン、パスタ、そしてオリーヴ油。オリーヴ油はイタリア料理の基本油脂です。これが無ければ今のイタリア料理は変わっていたでしょう。それにこの地は、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」の舞台でもあります。その中にある食の部分もお話しします。 第2回 12月16日「ナポリ」 申込受付中 都市の食文化は特殊な動きをします。中でもナポリは古代ギリシャ・古代ローマ・そしてナポリ王朝とその時代の最高の食文化を生み出した地です。ナポリには郷土料理の中に、考えられないほど高度な料理が根付いています。その背景にある貴族文化に焦点を当ててみましょう。 第3回 1月20日「アブルッツォ」 申込受付中 アブルッツォはマイナーな州。日本ではほとんど知られていません。さらにその地に住む人々は、シチリアともナポリやローマとも違う顔立ちで立ち居振る舞いも同じとは思えない。有史以前この地に住んでいた民族サンニーニの影響でしょうか。古代民族の比較・影響についても語ります。 | |
講 師:長本 和子(イタリア料理研究家、「マンマのイタリア食堂」主宰。 日本イタリア料理協会機関紙「ACCI」元編集長。日伊協会常務理事) 日 時: 11/18,12/16,1/20(木) 時 間:20:00 – 21:30 オンライン配信 ※ ご欠席の場合は、事前にご連絡いただければ、録画データを後日配信いたします。 受講料:会員9,000円、受講生・一般 10,000 円 各回単独でお申込の場合、会員・受講生・一般共に3,500円 | |
<講師プロフィール> 長本和子 NAGAMOTO Kazuko |
申込名 | 日時 | 時間 | 参加費 | 申込 | 備考 |
OS-N-2112 | 12月16日(木) | 20:00~ 21:30 | 3,500円 | 終了 | |
OS-N-2201 | 1月20日(木) | 3,500円 |
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