日伊協会前会長で現在、名誉会長である英 正道氏の最新刊が発売された。
「回想の外交官生活 敗戦から経済大国、成熟国家日本まで 歴史の証人として迫真のメモワール 」
内容紹介(グッドタイム出版の資料より)
戦後間もなく私学の雄慶應大学から外交官を志した著者が、40年に亘り外務省の様々な部局と英国、米国、タイ、イタリアの日本大使館で関わったスリルに満ちた体験について書き下ろした生々しい回想録である。
「サイゴン陥落」、「ニクソン・ショック」、「湾岸戦争」などの歴史的瞬間を体験し、また日本の対外援助や発信活動の中枢に身を置いた著者が、これまで外部に全く知られていない多くのエピソードに溢れる貴重な外交の現場体験を、極めて率直に具体的に明らかにしている。
巻末には米中両国の狭間で今後難しい局面を迎える日本外交についての著者の大胆で透徹した見解が示されている。
文体も平易で読みやすく、かつユーモアに溢れた良き「読み物」でもある。外交官志望者のみならず、広く日本外交に関心を持つものに読んで頂きたい。
出版社からのコメント
サブタイトル「敗戦から経済大国。成熟国家日本まで、歴史の承認として迫真のメモワール」に凝縮されているが、外部から観察したジャーナリストには描き得ない歴史的文書である。
しかも著者は外務省の外務報道官を勤め、日本を含め海外メディアとの優れたコミュニケータである。現役時代はイタリア大使として日本文化の普及に尽力した。
広く害王や政治を含め現代史(特ににほんん戦後史)研究には欠かせない一級のドキュメントと言っていいだろう。
「回想の外交官生活」 グッドタイム出版 単行本(ソフトカバー)¥2,160