今年もイタリア中から14名の大学生が、日伊協会にやってきました。今日は「日本語・日本文化講座2018」の開講式です。本講座は、日伊の双方向の文化交流として、特にイタリアへの日本文化の情報発信活動の一環として、2010年より、次の時代を担うイタリア人大学生向けに開かれたものです。
この講座の特色の一つは、午前中、経験溢れる講師の方々により、日本語を集中的に学ぶことと同時に、午後、様々な日本文化を体験する二本立てになっていることです。今年も書道、華道、日本料理、茶道、落語といった日本文化を体験していただきますが、特に今年はこれにお琴、お能、和裁が加わる充実ぶりです。また全員で浴衣を着て、近所の盆踊りに繰り出すことも予定されています。
もうひとつの特色は、学生を受け入れて下さるホームステイのご家庭の皆様のきめ細やかな対応ぶりです。遠くの国から来た若者を思いやる、おもてなしの素晴らしさは毎年感動的です。
開講式では本講座の概要紹介の後、学生の自己紹介、そしてホームステイ家族の方々の紹介、そしてこれまでに行われた講座の模様を動画で紹介しました。
開講式に引き続いて行われたランチパーティでは、お寿司やサンドウィッチとソフトドリンクで受講生同士や、ホームステイ家族の方々との和気藹々の懇親を深めました。
午後はまず個人面談による日本語のレベルチェックに加え、本講座主任講師のValerio先生によるイタリア語によるガイダンスが行われ、より詳しい講座紹介だけでなく、定期やスマホのSIMカードの取得法といった、これからの生活にとって必要な事柄のオリエンテーションが行われました。
イタリア人大学生による講座の模様は、明日より「blog「Tuは何しに日本へ?(Perché sei venuto in Giappone nel 2018?)」として、ご紹介しますので、お楽しみに。