12月3日(土)13:00より、イタリア文化会館アニェッリホールにて、第26回目となるイタリア語スピーチコンテストが開催されました。
今回は12名の方々が本選に出場し、スピーチを競いました。また審査時間を利用してトーク・イベント「イタリア語よもやま話」を開催し、イタリア語通訳の第一人者であり、日伊協会でプロ通訳養成講座をご担当のリッカルド・アマデイ先生と、協会イタリア語講座・講座主任の押場靖志先生のおふたりに、イタリア語の面白さについて語っていただきました。イタリア語を勉強されている方々には大変参考になるお話を聞くことが出来ました。
コンテスト結果は以下の通りです。
第1位:中西 志門 「犬も歩けばイタリア人にあたる」
第2位:山口 絵理子 「ことばの窓」
第3位:齊藤 紀子 「話しかけることとは愛すること」
朝日新聞社賞:熊田 のぞみ 「私はグローバル人材になれるか?」
日伊協会賞:石井 友里香 「自分の変化に気づいたきっかけ」
(敬称略)
1位の中西志門さんのスピーチ「犬も歩けばイタリア人にあたる(Italiani cittadini dell’Europa)」は、ベルリンの大学に留学したときに多くの若いイタリア人がドイツに「頭脳流失」のごとく流れてきている現状を考察したお話で、イタリアが移民を受け入れる国から、移民に出て行く国になっているという、イタリアの新しい一面を感じさせるお話でした。
なお、1位から3位の方には日伊協会より賞状、賞杯が贈られ、景品として1位の方には、アリタリア-イタリア航空より東京-ローマ往復航空券、Roma Torre di Babele校よりイタリア語研修費、スルガ銀行賞として滞在費10万円、イタリア文化会館よりイタリア食品詰め合わせ、2位の方にはSiena Dante Alighieri校よりイタリア語研修費。スルガ銀行賞として10万円の旅行券、3位の方には5万円の図書券が贈られました。入賞者の皆様おめでとうございました。
尚、今回惜しくも入賞は逃されましたが、以下の方々が、書類審査を通過し、見事本選に出場され、日頃の勉強の成果を活かしたイタリア語のスピーチを披露されました。これからも更に研鑽を重ねて、次の機会に挑戦していただきたいと思います。
阿久澤 弘陽 「教育現場での経験 : 留学生との交流を通して」
保坂 真名 「最愛の人の死を乗り越えて」
石川 美智子 「”別のことばで”、私の大切な本」
三嶋 路子 「忘れがたき出会い」
鈴木 麻里菜 「エスプレッソコーヒーと抹茶」
高橋 明 「私の人生の第三期」
谷口 眞理子 「お熱いお風呂はお好き?」
(アルファベット順 敬称略)
下記の審査委員の先生方にも重ねて御礼申し上げます。
審査委員長:長神悟(東京大学名誉教授)
白崎容子(元慶応義塾大学教授)
高田和文(静岡文化芸術大学理事・副学長)
Marisa di Russo(元東京外国語大学客員教授)
Silvio Vita(京都外国語大学教授)
Giorgio Amitrano(イタリア文化会館館長)
質問者:竹内マテルダ(日伊協会イタリア語講師)
(敬称略)
ご協賛、ご後援を頂いた下記の皆さまにはこの場を借りて御礼申し上げます。
協賛:スルガ銀行、アリタリア-イタリア航空
後援:イタリア大使館、朝日新聞社、NHK
主催:公益財団法人日伊協会、イタリア文化会館