10月26日(月)、『ハム、ハム、ハム、パルマハム』セミナーを開催いたしました。
講師の岡田幸司氏(イタリア食材輸入会社PIATTI主宰)、
山中律子氏(イタリア家庭料理研究家)のお二人にはこれまでも、パルミジャーノ、バルサミコ、ドライトマトといったイタリアの食材をテーマにセミナーを開催していただいており、毎回満席必至の人気セミナーです。今回も、早々に定員満席となり、急遽増設したクラスもすぐに一杯となるほど盛況でした。
今回のセミナーは、イタリア・パルマハム協会50周年を記念した啓蒙活動の一環ということもあり、ハム協会からも食材を提供いただき、もっとパルマハムを知って頂くことがねらいでした。
まずは岡田氏による生ハムとは何かという説明のあと、目の前でスライサーで薄く切られたハムを手で持って口に運び、実際にその香りと味を楽しんでいただきました。とろけるような様に、参加者の方から感激の吐息が出るほどでした。さらに、同じもも肉でもスライスする部位によって味わいが異なるということを実感していただくために、違う部位の切り立ても体験させていただきました。イタリアの食材店では、お客様の要望に応えるべく、様々な部位のもも肉が用意されているとのことでした。
ひとまず切りたての風味を堪能いただいた後、生ハムの伝統的で美味なレシピを山中氏よりご紹介いただきました。何より切り立てが一番の生ハムですが、エミリア ロマーニャ地方にはハムに合うパンがその土地ごとにあること、また、それを使ったお料理についてのアドバイスをいただきました。
少し時間が経ってしまった生ハムの利用法として、生ハムは「だし」であるということから、今回はソースの中に入った刻んだ生ハムがアクセントとなって入っているノルチャ風パスタを試食させていただきました。
最後は実際にご自宅でも「イタリア」気分を満喫していただけるよう、生ハムやパルミジャーノなどの販売を行い、ご参加いただいた方は早速実践していただけたことと思います。この人気の食文化セミナー、次回は来春を予定しております。是非お楽しみに!