留学体験レポート

①滞在場所:シエナ(Siena)

②学校:Dante Alighieri 、Siena

学校はもと、大きなろうあ学校だったので施設が充実しています。図書館、学生用のサロン、料理教室などで使う調理教室(cucina)もしっかりあって、受付(Segretarie)がいるので、こまごまとしたことに対応してくれます。先生も大変親切で、困っていたり相談するとすぐに対応してもらえます。

日本人だと言い出しにくく思ってしまうクラス換えも、比較的スムーズに対応してもらいました(少しストレスに感じる位のクラスで勉強した方がいいように思います)。

クラスの人数も5~8人位です。先生の教え方は上手だと思います。最新の興味ある話題を取り上げながら、ちゃんと文法的なチェックも交えて授業が進みます。

③期間:2016年9月5日~23日(3settimane)

④ 体験談など シエナにはFirenze経由で到着しました。Sienaは皆さんご存知の通り決して大都会とは言えません。でも、小さ過ぎることもなく表情の豊かな街です。昨年のローマ、タオルミーナに続き、二度目の短期留学でしたが、初めての町に行きたいとシエナの町を選びました。

パリオで有名な街だけあって、土地の人(生粋のシエナ人)はその為に生きてるみたい・・・月一回くらいはコントラーダ毎に集まりがあって、コントラーダによっては女性がパーティーの用意をして、一晩中楽しく過ごしたりします。どのコントラーダに属しているかはアイデンティティそのものです。

どうも出生地のコントラーダにずっと所属するようです。私には日本の町内会の御神輿や隣組に似ていると思うのですが、結婚してその地に来た人は違う人・・・みたいな?私たち、訪問者に対する暖かなホスピタリティーとは異質の排他的なものも感じます。

3週間ではシエナを隅々まで知ると言う事にはなりませんでしたが、ホームステイでは楽しく快適に過ごすことができました。ステイ先のご夫婦はトレッキンングのプロのようなご夫婦で、本も執筆されており、シエナの本屋さんではどこでもこの本が置いてありました(彼らはトレッキングではなく、カンミーナ(cammina)だと言っていました)。そういう趣味のある方がもしこのGianiご夫妻のところにいらしたら、色々アドバイスがもらえると思います。

シエナからはキャンティ、サンジェミニァーノ、モンタルチーノやオルチャ渓谷も近いので、車の運転ができるのであればレンタカーで回ることもできると思います。オルチャ渓谷はバスで日帰りは少し無理があるかなと思います。

シエナでの滞在期間中、怖い思いや、危険な事は全くありませんでした(勿論どこにでも必要な注意はしていましたが)。若い女性が一人で滞在しても安心な街だと思います(私は若くないですけどね(^_-)-☆ 物価も決して高くないです。

ただ、番地で滞在先を探すのはかなり難しいので、出来ればお迎えを頼んだ方がいいかもしれません。私はシエナのバス停からタクシーで行きました。坂道の多い街なので大きな荷物を持ってのup,downも大変です。そういう意味でも、滞在先への到着には万全を期したほうが安心です。

また最初の滞在先はホームステイでした。エレベーター(ascensore)が無く、5階まで階段を登らなくてはなりません。滞在先のご夫婦が私の荷物を持って日本でいう5階まで運んでくださいました。

また、最後1週間は夫が来るのでレジデンザに移りましたが、その時もご夫妻は私の荷物を持って行ってくださり、3階の部屋まで運んでくれました 。そのレジデンザには私の滞在中に日本からいらした方があったのですが、到着の時受付が留守で、中に入れず困っていました。最終的にはオーナーと連絡がついて入れたようですが、オーナーがそばにいないB&Bやレジデンザは結構あるようですから注意が必要です。

石踊 正子


1.滞在先
Todi
Roma

2.学校
語学学校
La Lingua La Vita/Todi
Dilit/Roma

3.期間
2016年5月9日〜6月3日/Todi
2016年6月6日〜7月29日/Roma

4.留学中に心に残ったこと

10代からイタリアという国に惹かれ、いつか「生活」という形でイタリアに行ってみたいと思っていました。とはいえ、旅行でも一度も行った経験はなく、不安な事も多々あり、語学講座で通っている日伊協会で加藤さんに留学相談をお願いしました。

加藤さんからは、初めてのイタリアで長期間ならば、まずは自然豊かで小さな街のTODIに滞在し、現地の空気感に慣れてから、大都市に行ってみてはという提案を受け、TODI1ヵ月→ROMA2カ月というプランを組みました。

TODIでは、少人数体制の授業で、どの先生も丁寧に深く説明してくれるので、じっくり勉強できる環境が整っていると感じました。学校が催すアクティビティや街のイベントが多く、ホームステイ先の家族やクラスメイトと一緒に参加して、地元の方々と触れ合う機会を多く持つようにしていました。

TODIは、流れる時間と暮らす人々がとても穏やかなので、少々言葉がつたなくても、皆優しく接してくれます。数週間もすると、街を歩けば「Ciao!!」と挨拶できる人が沢山できて、どこでも居心地よくいられました。

ROMAでは、会話力を鍛えるのに定評のある「Dilit」に通いました。授業についていくのが大変でしたが、語学力が向上しているという実感を持ちながら生活できたことが、とても良かったと思っています。

また、ホームステイ先の立地と生活環境がとても便利かつ快適であったので、涼しくなった夕暮れ時には、徒歩で市内をあちこち散策していました。お気に入りの広場でジェラート片手に物思いにふけり、帰宅後はマンマが作る美味しい料理をイタリア語の補講を受けながら堪能したりと、永遠の都の生活を満喫していました。日本ではない出会いも多くあり、本当にあっという間に時間が過ぎていったように思います。

今回の留学にあたり、語学力で言えば、過去形ぐらいまでの文法と基本的な語彙力は日本でしっかり勉強しておいた方がいいと思いました。

そして、生活面においては、イタリアは日本よりもおおらかなので、あまり細かいことは気にせず、勉強や観光も頑張り過ぎないのがいいかもしれないと感じました。

自分はステイ先のマンマに日本の感覚で接すると「落ち着け、落ち着け」とよく言われ、「良い加減」さが、充実した時間を過ごすコツなのかもしれないと気が付きました。

TODIとROMA、小さい街と大都市、比べることができませんが、どちらの街でも有意義な時間が過ごせて忘れがたい思い出を作ることができました。

T・N

①滞在場所:Roma,Firenze

②学校:DILIT,CENTRO FIORENZA

③期間:2015年6月~2016年7月

 

④留学中に心に残ったこと、それは何よりも人との出逢いです。

滞在中、実に様々な人々との出逢いがありました。ステイ先の家族やアパートの大家さん一家とその親戚,学校で共に机を並べた各国の友人達や先生方,また、馴染みの店の主やそこへ集う人々,そして小旅行先にて思いがけず知り合った人々 ecc....

それら全てが私にとって忘れ難く貴重なものですが、中でも強く印象に残るのは、ステイ先の家族及びアパートの大家さん一家との出逢いです。

滞在先であったRoma,Firenzeのどちらにおいても、彼らは私を家族の一員として、温かく迎え入れてくれました。

毎晩家族で食卓を囲み、その日の出来事についてお喋りをしたり、シニョーラと娘さんのおいしい手料理とともに開かれるホームパーティーの準備を一緒にしたり ― パーティーで繰り広げられる親しい友人達との会話や議論は賑やかで、非常に愉快なものでした(時に日本についての説明を求められると、こちらはお料理を口にする余裕も無くなりましたが)― ,そして近所への散歩や買い物等、彼らと過ごした時間は思い出深いことばかりです。

また、語学面,生活面において、彼らは私の一番身近な良き師でもありました。私がイタリアでの生活を安心して送ることが出来たのは、これら家族の存在が大変大きかった様に思います。

今回の留学において、日本では得られなかったにちがいない多くの体験をするとともに様々なことを感じ、自分のこれまで持っていた視野や世界観が大きく広がりました。

最後に、留学の準備段階から親身に相談に乗っていただきました加藤さんには、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。

K.Suda

1.滞在先
Todi
Siena

2.学校
語学学校
La Lingua La Vita/Todi
Dante alighieri/Siena

3.期間
2015年5月31日〜6月13日/Todi
2015年6月13日〜6月30日/Siena

4.留学中に心に残ったこと

たった1ヶ月でしたが、胸が熱くなるような出来事も色々とありました。ホームステイ先では言葉がわからなかったので、とにかくお父さんとお母さんの言葉を真似して繰り返しているうちに、「papagallo!(おうむ)」と呼ばれるようになっていました(笑)とにかく繰り返し、おしゃべりし、メモを取ってるのが食卓での日課でとても楽しかったです(笑)。

ホームステイ先の素晴らしさや学校の楽しさはきっとみんなお話しすると思うので…
私以外にはできないと思う素敵な思い出についてお話しします。

ホームステイ先のお隣さんは、歌を大きな声で歌いながら、色々なものを木彫りされるおじいちゃまがいらっしゃいました。イメージしていたようなまさにイタリアというような環境に、私はとても浮かれ、学校へ行く前にそのおじいちゃまにご挨拶をし、作業の様子をうかがうのが日課になっていました。

凄く楽しかった2週間を経て、街を移る前日、先生やお友達にお別れをし、ホームステイ先のルームメイトと夜中の12:00頃帰宅した時のこと。寝ているお母さんと、お父さんを起こさないように、そぉーっと鍵をあけますがどうしても「ガッチャ!」と音がしてしまうこのドッキリする瞬間、一緒に鍵を開けてくれる彼女とももうお別れなんだなと思ったその時、向かいの窓から「ちょっと待って」と声がしました。何かと思って見つめると、そのおじいちゃまです。びっくりして待っているとドコドコと降りてきて、いつも、ものづくりをしているアトリエをそうっと開け、そうっと何かを取り出すとにっこりとそれを見せてくれました。

びっくりしました!!
まだまだ出来上がっていなかった木彫りのオブジェが出来上がっていました。焚き火のようにくねくねと上に燃え上がる曲線と可愛らしいまん丸の組み合わさったそれはとても美しかったです。何よりも、お別れの前に見せてくれようと猛スピードで完成させ、こんなに遅くまで起きて、窓を開けて「ガッチャ!」と鍵の開く音を待っててくれたのかと思うと、涙がはからずもこぼれてしまいました(笑)。

私のことを毎日支えてくれておっきな思い出として残ってくれたのは、ステイ先のお父さんとお母さん、学校の先生、友達になってくれて、仲間に入れてくれて沢山の人に会わせてくれたルームメイトの彼女。ですが、ひょんなところからとびきりのプレゼントを貰うこともあるのだなと、とってもとっても不思議で嬉しい出来事でした。

「きっと、毎日挨拶してくれるのが嬉しかったのね。こんな素敵なことがあるなんて!私も泣いちゃう!文香はこの街であったすべての人に小さな感動を与えてたのよ!本当よ!いつもみんなが喜んでたもの!」と、私より先に感極まった友達の言葉も、私の人生に自信を加えてくれました。

笑顔で挨拶してると素敵なことが起こるかもしれないので、折角なら笑いながら過ごして、自分だから出会える素敵な思い出をお持ち帰りすると幸せが増すかな!と思います!

佐藤 文香

①滞在場所(都市名):Roma
②学校:Torre di Babele
③期間:2014年7月~2014年12月まで (6ヶ月間)
行く前の準備で大切だと感じた事、留学中に心に残ったこと:④イタリアに行きたいと意気込んだのは良いものの、何から準備をはじめればいいのか分からず、加藤さんに相談させていただきました。 行く前の準備で大切だと感じたことは、“出発前”の不安は、なるべく日本で解決しておくということです。イタリアに行ったら、慣れない土地や文化の中で必ず何かしらの問題に直面すると思います。なので、出来るだけストレスなしに出発することをおすすめします。

私は言語ができないことに加え、人見知りであったため、友達やホームステイ先の家族とどのようにコミュニケーションをとれば良いか悩んだ時期もありました。しかし、イタリア語が理解できるようになるにつれ、また、以前よりも積極的に行動ができるようになるにつれ、だんだん彼らと楽しい時間を共有できるようになりました。友達とは冗談を言い合えるようになり、ホームステイ先の家族には旅行に連れて行ってもらったり、料理を教えてもらったりなど、はじめの頃の自分では想像がつかないほど、充実した毎日を送ることができました。

私は12月のちょうどクリスマス時期に授業を終えたので、学校で開催されたクリスマスのフェスタに参加して学校生活を締めくくりました。半年間お世話になった先生方や事務の方々、仲良くなった友達と飲んだり食べたり踊ったり歌ったりしたこのフェスタは、留学中の一番の思い出です。皆との別れは惜しかったですが、最後はイタリア式の挨拶、ハグとバーチョをしながら笑顔でお別れしました。またいつかローマで会おうと約束して・・・

正直、まだまだ積極的に発言したり、イタリア語を使いこなせるようにはなっていません。ですが、前向きに行動できるようになり、イタリアへの想いがより強くなったのは確かです。今後は、この想いや経験を活かした仕事につき、いつかイタリアに戻りたいと思っています。

奥野真悠子


①滞在場所(都市名):FIRENZE
②学校:LINGUAVIVA
③期間:2013年5月~2013年11月まで (7ヶ月間)
④当初の異国での不安は計り知れなかったですが、加藤さんの人柄に押され、無事にこの留学を充実して乗り切ることができました。

フィンツェでの留学生活ですが、リンガビーバにて多くの方々との素敵な出会いがあり、思い出すだけでも胸が熱くなります。リンガビーバの授業を終え、その後CILS B2の試験に挑戦しました。肝心のイタリア語ですが、正直まだまだまだまだ…という気持ちが残り、これからも続けて語学勉強を頑張りたいと思います。リンガビーバの先生方には、大変お世話になりました。先生方の教え方は素晴らしいです。

今後の進路ですが、現在イタリアに関連したお仕事を探しながら、就職活動中です。この7か月は人生の「財産」となる時間が過ごせたと思います。せっかくこんな貴重な経験ができたので、今後も語学やイタリアへの気持ちが生かせるお仕事に就きたい、という思いです。

加藤さん、今回はこのような留学の機会を創っていただきありがとうございます。

平 こと葉

①滞在場所(都市名):ペルージャ
②学校:ペルージャ外国人大学
③期間:2012年9月~2013年8月まで(12ヶ月間)
④行く前の準備で大切だと感じた事、留学中に心に残ったこと:
私は今回のイタリア留学で、初めて外国へ行きました。外国で暮らしてみたいなあ、という気持ちをかなえるために一年間の長期留学にしました。実家を離れるのも初めてで、初めてづくしの留学でしたが、ゆっくりイタリアの生活に慣れていき、とても充実した一年を過ごすことができました。

外国では、スーパーで買い物するだけでも新しい経験です。ペルージャに慣れても、別の街に行けばまた違った習慣に出会えます。イタリアは街によって本当にいろいろなことが変わるので、ペルージャを少し離れただけで、新しくておもしろいことに出会えます。長期滞在のおかげで、時間をたくさん使ってイタリアの多様さを味わうことができました。

これからイタリアに留学される方には、留学後にもっと好きになれる、そんな街との巡り合いをお祈りしています。

Y.I

①滞在場所:フィレンツェ
②学校:Centro Fiorenza
③期間:2011年10月~現在
④行く前の準備で大切だと感じたこと、留学中に心に残ったこと:
留学を決めたら、学校選びや滞在先の手配に始まり、細かな各種手続き(保険の加入、国際キャッシュカードを作る)など、何かとやることが多いです。私は月毎にやることを大まかに整理して、計画を練っていました。留学に関するあれこれをメモできる専用ノートを作っておくと、全体の流れが把握しやすくて助かりました。
私が通ったCentro Fiorenzaは、私の希望通り、日本人生徒の割合が低いので、外国人の友達がたくさんできる機会に恵まれました。どんなケースにしてもいろいろなことに積極的に行動すると、結果的に充実した留学生活になると思います。せっかくの留学生活ですから、悔いの無いように健康第一で楽しんでください!

A.U

①滞在場所~フィレンツェ
②学校~マキアヴェリ語学学校
③期間~2011年4月から7月までの4ヶ月間
④準備で大切な事等
私は幼い頃から絵が好きでしたが、絵で生活出来る程の才能は持ち合わせてないと思い、出来るだけ早く退職し絵の勉強をしたいと思っておりました。念願が叶い早期退職し美術学校に通い始め、油絵を基礎から勉強し段々と絵が分かって来るにしたがい、イタリアの巨匠ダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロ等のルネッサンスの絵の素晴らしさに感銘を受け是非ルネッサンスの発祥の地であるフィレンツェでルネッサンスの絵の技法を勉強したいと考えました。

イタリアに絵画留学する為に如何にしたら良いか色々調べましたが、中々納得の行く情報は得られませんでしたが、最終的に日伊協会の加藤さんにお会いすることが出来、思いの丈をぶつけ色々とアドバイスを頂きました。今、改めて当時を思い返すと適切なアドバイスだったと感心しています。

4ヶ月以上イタリアに滞在する為にはビザを取得する必要がありますが、一つの方法としてイタリア語学学校に通学する方法があります。私の場合は午前中マキアヴェリ語学学校に通学し午後は絵の勉強にあてましたがマキアヴェリ語学学校を選択した事が結果として大成功でした。

まず、第一に学校に日本人スタッフがいらっしゃる事です。ある期間滞在すれば大なり小なり相談しなければならない事は発生します。そんな時日本語で親身になってもらえる方がいらっしゃるのは何よりも有難い事です。もちろんイタリア人の先生・事務の方も素晴らしい方々で本当に大変お世話になりました。

次に宿泊先を学校で紹介してもらえる事、安心して宿泊できる先が事前に決まっている事は多少の好みの違いが有る無しに関わらず重要な事です。また、イタリア語を勉強した事により、学校で日本人・外国人の友人が出来、学校外でイタリア人の友人が出来たことは素晴らしい事です。日本人・イタリア人の友人とは今でも親しくお付き合いしています。日本人が多いと思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、私の経験からすると欧米では何処でも日本人は多いものです。逆に日本の感覚で一寸したことを相談したり話ししたりできるのは有難いものです。

日本では一人で外食することは珍しくないですがイタリアでは一人で外食する習慣はない様で、多人数での食事はイタリアでこその事で大変楽しい思い出です。但し、宗教については日本とイタリアでは一般的に相当感覚が違い誤解のもとなので話題にしないようにしました。

最後に滞在許可を申請する為に必要な書類及びクレジット・カード、ユーロが引き出せるキャッシュ・カードの準備は万全にして下さい。

木挽白水

①滞在場所:フィレンツェ、ローマ
②学校:centro fiorenza(フィレンツェ)
torre di babele(ローマ)
③期間:2011年01月~6月(フィレンツェ)
2011年7月~12月(合わせて約一年)
④行く前の準備で大切だと感じたこと
イタリアへの留学を決める際に、いくつか留学支援をしている会社や学校などを訪ねました。日伊協会さんもその中のひとつで、私の思いを一番熱心に聞いてくださいました。

留学する場所を迷っていた私に担当の加藤さんから「二つの学校にしてみたら?」という提案があり、そんなことも考えていなかったので、やはり経験豊富な方に相談して良かったと思います。行く前にしておけばよかったと思うことは、イタリア語の勉強です。ある程度はわかっていないと生活するのにとても困難でした。

しかし、学校でたくさんの友人もでき、ホームステイの家族とも本当に家族のような関係を築け、すばらしい経験ができたと思います。今でもその人たちと連絡を取り合っています。

イタリアは行く場所によってまったく違う文化ですし、学校によってもまったく違うプログラムが組まれているのでまたぜひいろんな所に留学してみたいと思います。

竹内真菜


Roma Dilit校のクラスメートたちと

“Vivrò in Italia.”
Da 16 anni, da quando facevo il liceo, l’avevo deciso. Ma non sapevo parlare l’italiano e neanche l’inglese. Ecco perché pensavo che tutti mi avrebbero trattato come un ragazzo inesperto.

In realtà, al contrario, nonostante fossi ignorante, tutti quelli che lavorano presso l’Associazione italo-giapponese di Tokyo sono stati gentilissimi con me.Mi piaceva questa atmosfera familiare e soprattutto la signora Kato, con cui mi consultavo per decidere la scuola della lingua italiana in Italia, mi aiutava sempre e mi ha dato un sacco di informazioni su quello che volevo, e inoltre mi ha consigliato di frequentare le lezioni in un corso di italiano di base.Ecco perché ho cominciato anche a studiarlo. I miei amici con cui studiavamo insieme non solo erano studiosi ma anche aperti e simpatici e mi sono divertito tantissimo! Anche i nostri insegnanti esperti ci hanno fatto sapere quanto è bella questa lingua. Visto che grazie a loro e a questo corso sono riuscito a capire sicuramente meglio, quando è cominciata la vita a Roma, era più facile capire quello che gli italiani dicevano e seguire le lezioni in cui era proibito parlare una lingua diversa dall’italiano.

Shiho Otaka

「イタリアに生きる」

当時高校生だった16歳の私は、すでに決意を固めていました。しかし、イタリア語はおろか、英語さえもろくに知らなかったがために、周囲から世間知らず扱いされることは必至だろうと思っていました。

ところが実際、日伊協会の方々は、不安の中にあった私を、むしろ身内同然に支え、大変親切にしてくださいました。私は、日伊協会のこの親しみある雰囲気が好きでした。とりわけ留学相談担当の加藤さんには、現地の語学学校を決める際、役立つ情報を数多く提供していただきました。私がここ日伊協会でイタリア語の勉強を始めたのも、加藤さんの助言があったからこそです。

このようにして始めた語学講座ですが、入門コースの受講生の方々の、勉強の熱心さと気さくさに加え、イタリア語がいかに美しい言語であるかを教えてくださったベテランの先生方のおかげで、毎週のレッスンは大変楽しいものでした。いざローマでの生活が始めた際も、周りのイタリア人が話すことを理解できたことに加え、イタリア語以外の言語を話すことが禁じられていた現地の語学学校の授業にも、スムーズについていくことができたのは、あの日伊協会の語学講座で得た「身に付いたイタリア語」のおかげであると確信しています。

大高 志歩

①~③留学先、学校、期間
TODI La Lingua Vita  2007年10月から3か月
2008年4月から6か月
ROMA Torre di Babele  2009年3月から10か月
SALERNO Accademia Leonardo 2010年4月から1か月
SICILIA Taormina Babllonia    5月から2か月
CIABALI Lingua 7月から1か月
TRIESTE Istituto Venezia 2011年8月から1か月
VENEZIA Istituto Venezia 2012年5月から2か月
MILANO Lingue Due   2013年4月から3か月
NAPOLI Centro Italia     2013年9月から1か月
ROMA Dilito 10月から1か月
*この間TODI,ROMA短期数回あり。

④留学ストレスをためないために
1、生活習慣が異なるのは当たり前なのだから、照明が暗い、室温が寒い、湯音が低い、バスタブが無い、洗濯が自由にできない、他国の留学生のしつけが悪い、大家細かい
など等健康に影響がなければ「違いを楽しむ」ことが肝要。

2、授業は全てイタリア語で行われるので、基本的なイタリア語の知識は必須。「いけば何とかなる」は大きな誤解。短期間でも日本で学んでから出かけましょう。

3、滞在中は無理をせず余裕をもって行動する。「折角来たのだから」は禁句。あれこれと欲張らない。短期留学では勉強と旅行は両立しない。

4、どんな時も笑顔を忘れずに。「留学ができたこと」をまず喜びましょう。

S.T

①滞在場所(都市名):シエナ
②学校:ダンテアリギエーリ
③期間:2011年7月~2011年8月まで(2週間) 2012年8月(1週間)
④行く前の準備で大切だと感じた事、留学中に心に残ったこと
先生やスタッフ達はとても気さくでアットホームな雰囲気の学校でした。レッスン中はとにかく話すことが求められます。最初の留学では2週目を迎えた頃、イタリア語が喋れなくなってしまいました。それを見ていた先生が授業の最初に「真理、今は聞いていなさい。たくさん聞いていれば自然と口から出て来るようになるから、焦らなくて大丈夫」と言ってくれました。細やかな気配りにリラックスし、その後は自分のペースで授業に参加することができました。仲間達とは今も連絡を取り合い、いつかシエナで会おうね!と言い合っています。

7月の終わりには町にある音楽院やジャズ学校の生徒達が公開卒業演奏会を開きます。夕食後はフォルテッツア(城壁)の会場まで散歩してオープンエアの中でジャズを聴くのが日課でした。

ペンネーム 肥田真理