イタリア人大学生留学記 「Tuは何しに日本へ?(Perché sei venuto in Giappone?)8月29日30日終了式」

「第3回イタリア人大学生のための日本語・日本文化夏期集中講座」に受講中の9名の若者達のリレーブログによる日本奮戦記。日本語日本文化講座もいよいよ修了。最後は明るく笑顔と涙のお別れとなりました。

 (今回の原稿は事務局が作成しております)

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 飛行機のチケットの関係で、Susannaさんが1日早く帰国しなくてはならなくなり、彼女だけの卒業証書授与式が前日の29日に行われました。今回のメンバーの中でもムードメーカーの一人だった彼女、卒業証書と記念品を受け取り、ニッコリの笑顔。全員で記念写真を撮りました。

    

30日の発表会と終了(修了)式は笑顔、笑顔と爆笑のひとときでした。

第一部発表会は今回日本語講座をご担当いただいた小峯先生、増田先生、長谷川先生から講座講評があり、その後、9人の若者(Susannaさんはビデオ参加)によるお芝居「ひげ姫物語」と歌の披露がありました。日本語講座で学んだ成果を発揮すべく、ここ数日、一生懸命リハーサルを繰り返してきた彼らのお芝居は若者らしい爆笑ものの演技でした。

 二部の終了式はこの一ヶ月間の日本語・日本文化講座の模様を9分弱にまとめたスライドショー上映と山田校長による概況説明、そして弦間会長より、一人ひとりに終了証と記念品が手渡されました。またホストファミリーを務めてくださった方々への記念品贈呈と記念撮影も行われました。弦間会長より、関係者への謝辞と「この講座はこれからも発展させ継続していく」との力強いメッセージを頂きました。

    

第三部は学生達から絶大な信頼の主任講師Valerio先生からの総合講評で始まりました。過酷なスケジュールの中、学生達のために貴重な時間と情熱とエネルギーを注いでくれたValerio先生、「お酒と食べ物の前で敢えて長々と言うことはない」とイタリアンジョークを交えながらも、学生達の成長した姿と今回の成果に満足している故のスピーチでした。

そして島田副会長の乾杯の音頭で打ち上げのパーティが始まりました。一ヶ月前の懇親会の際には、綺麗に飾られたお寿司の出前に箸を伸ばしていた若者達が印象的でしたが、今回は銀座一丁目のイタリアン「バラバラオ(BARABARAO)のケータリングと飲み物が用意されました。楽しかった思い出を語ると共に、発表会の緊張から解放されたイタリア人大学生は、アペリティーボから日本酒、ワイン、食後酒といつもよりピッチが上がります。

   


会場はホストファミリーの方々を始め、日本語講座・日本文化講座の講師の先生方、関係者の方々にお越しいただいて、大盛況。剣道の実技をしてくれた日本人大学生もすっかりイタリア人と若者同士で交流が深まりました。この講座がたくさんの皆様のご理解とご協力のもとに成り立っていることを再認識致しました。来年度以降も本講座が成長と発展、継続していけるよう、スタッフ一同、取り組んでいく所存です。今後ともよろしくお願い致します。