「第3回イタリア人大学生のための日本語・日本文化夏期集中講座」に受講中の9名の若者達のリレーブログによる日本奮戦記。午前中は日本語講座、午後は様々な日本の伝統文化を肌で感じる日本文化講座です。今日の午後の課外活動は、茶道。東京大学の茶道部による心のこもったおもてなしを受け、日本人の茶の心にふれることが出来ました。
(原稿はそのまま掲載しております)
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Caterina
茶道のクラブの学生は正しい茶道を見せました。茶道は15分ぐらいでした。そのあとで、夏の甘い食べ物を食べて抹茶を飲んでくれました。抹茶はおいしかったです。
それから、学生は私たちに抹茶の作り方をおしえてくれました。私たちの中でみねこさんが一番上手でした。とてもおもしろかったです。
Mercoledì siamo andati all’Università di Tokyo a vedere la cerimonia del the.
Gli studenti del club della cerimonia del the ci hanno fatto vedere una perfetta cerimonia, che è durata circa 15 minuti. Poi abbiamo mangiato un dolce estivo e bevuto il maccha. E’ veramente buono!
E’ stato molto interessante.
(事務局からのひとこと)
東京大学の茶道部の練習日にお邪魔して、茶道の体験をさせていただきました。場所は駒場キャンパスのはずれの林の中にある「柏蔭舎」というお茶室です。当日は、師範の大谷先生、茶道部の部長の宇山さんほか部員の方々約10名に大変お世話をおかけいたしました。
まず、部員の方々の練習風景の見学、次に実際にお客としてお茶会に参加、最後に自分でお茶を点ててみる体験をさせていただきました。
床の間のお軸は「一期一会」の墨跡で、この日の出会いにふさわしいものでした。またお菓子は涼しげな「ビードロ」をあしらったもの、お花もむくげなど、香合も筏の形のものというように、季節感あふれる雰囲気を作り出していただきました。
東大側はほとんどの方が和装で、当方のラフな格好との対照は見事でした。しかし何人かのイタリア人学生は正座が全く平気な人がいたのにも驚きました。2時間ほどの体験でしたが、お点前の心とか季節感の演出とか、茶道の真髄に少しでも触れることができたのではないでしょうか。