イタリア人大学生留学記 「Tuは何しに日本へ?(Perché sei venuto in Giappone?)8月20日」

 


 「第3回イタリア人大学生のための日本語・日本文化夏期集中講座」
に受講中の9名の若者達のリレーブログによる日本奮戦記。午前中は日本語講座、午後は様々な日本の伝統文化を肌で感じる日本文化講座です。今日の午後の課外活動は貝印株式会社への会社訪問が行われました。創業100年を超える日本を代表する企業の商品を目にし、イタリア人大学生はモノ作りニッポンの一端に触れたのでした。

(原稿はそのまま掲載しております)

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Sonia Bongiorno

今日、じゅぎょが終わってから、私達はナイフの会社へ行きました。この会社は「kai」といいます。会社員は私達にきほんしょじとかいがいむけしょうひんとじむしょを見せてくれましたから、ナイフや料理どうぐやけしょうひんなどを見ました。おもしろかったです。

そして、あの会社員は料理のじゅぎょうへ私達をつれていきました。料理の先生はよこみしまです。先生は味噌汁の作り方を教えてくれました。それから私達は先生が作った味噌汁を飲みました。みしま先生は味噌汁を作るのがとても上手ですから、先生が作った味噌汁はとてもおいしかったです。つぎに、会社員は私達にお土産をあげて、先生といっしょに写真を撮りました。

料理の授業おわってから、私はフィリッポさんとはらじゅこの近くに「KiddyLand」へ行きました。この店はおもちゃ がたくさんありますが、ちょっと高かったですから、何も買いませんでした。最後に私達はうちへ帰って、レイコさんといっしょにアイスクリームを食べました。今日はとても楽しかったです!

Oggi, dopo la lezione, siamo andati all’azienda di coltelli “kai”.
Siccome l’impiegato dell’azienda ci ha fatto il favore di mostrarci i prodotti base e per l’estero e l’ufficio, abbiamo visto coltelli, attrezzi per la cucina e medici, cosmetici, ecc… . È stato interessante.

Dopo l’impiegato ci ha accompagnato alla lezione di cucina. L’insegnante di cucina era Yoko Mishima. L’insegnante ci ha insegnato il modo di cucinare la zuppa di miso. In seguito abbiamo bevuto la zuppa di miso preparata dall’insegnante. Siccome l’insegnante Mishima è molto brava a preparare la zuppa di miso, era molto buona.

Successivamente l’impiegato ci ha donato dei regali e abbiamo fatto delle foto con lui e l’insegnante.

Finita la lezione di cucina, sono andata con Filippo a “Kiddy Land” vicino a Harajuko. Quel negozio aveva tanti giocattoli, ma siccome erano un po’ costosi, non abbiamo comprato niente. Infine siamo tornati a casa e abbiamo mangiato un gelato insieme con la signora Reiko.Oggi è stato molto divertente!

(事務局からのひとこと)

刃物で培った技術を活かし、我々の生活の身近な商品として使われている貝印製品。鋏や爪切りのような生活用品、料理道具、ビューティーケア、プロ向け医療機器と様々な商品の数々に留学生は興味津々。我々を迎えて下さったのは商品本部の佐藤さん、とても分かり易い商品説明をして頂きました。

後半は和食体験。簡単に出汁を取れる調理道具だしポットを使って、「菊花添え かぶと厚揚げのお味噌汁」を実演説明してくださったのは、料理家三島葉子先生。出汁に始まり、味噌や鰹節の発酵食品を使った日本人の知恵、長寿や健康を願う和食の素晴らしさをあらためて実感するとともに、着物に割烹着姿の大和撫子の淑やかな美しさにうっとりしたのは私だけではなかったと思います。

最後に素晴らしい体験をアレンジしていただきました貝印株式会社様に御礼申し上げます。