『クロナカ』136号発行

日伊協会会報『クロナカ』2013冬号(通巻136号)が出来上がりました。
年末年始をはさむため、冬号は通常号よりもやや遅くなっています。
今回の特集は、「イタリアの演劇文化」です。
ギリシャ・ローマ時代から、イタリアは演劇の盛んな地域です。
そんなイタリアの演劇について、巻頭記事ではコンメディーア・デッラルテを中心に、イタリア演劇の研究家である大崎さやのさんにまとめていただきました。
続いて、アルレッキーノ、パンタローネなど、コンメディーア・デッラルテの登場人物の詳しい紹介があります。
どんな演劇でも、同じ登場人物が出てくるのがこのコンメディーア・デッラルテの特徴。
イタリアはもとより、日本でもしばしば上映されるゴルドーニの作品など、この記事を読んでいれば、おもしろさも100倍となることでしょう。
連載記事も、いつもと同様、よそでは読むことのできない、こってりと濃い記事が満載です。


『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
日伊協会のサイトの「出版物のご案内」ページから申込みができます。
また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。その際は、
「クロナカ2013年冬号(136号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)

<目次> (表紙を含めて全24ページ、数字はページ番号です)

特集:イタリアの演劇文化
3 ギリシャ・ローマ時代から現代まで イタリア演劇の歴史
大崎さやの
8 コンメディア・デッラルテの愉快な登場人物たち
大崎さやの
10 イタリア・ルネサンス絵画史入門<41> 松浦弘明
 ヴェネツィアにおける新たな様式の台頭
 ―ティツィアーノの《聖母被昇天》―
12 モスカテッロ・リポート 素顔のイタリア<5>
 自転車と政治の微妙な関係 アントニオ・モスカテッロ
14 小さな村の大きな人生<7> 田口和博
 存在はなくなっても、心は生き続けるということ
16 イタリアで花開く日本文化<2> 持丸史恵
17 BAR SPORT<2> 佐藤徳和
 ベースボールに熱狂する町―ネットゥーノ
18 日伊協会提携店のご紹介
20 イタリアのニュースから
22 恵贈図書
22 イタリアで見つけたあんなもの、こんなもの 長谷川嘉美
 アオスタ版「固めの杯」コッパ・デッラミチーツィア
23 日伊協会からのお知らせ
表紙 二村高史 ベルガモ(ロンバルディア州)ラジョーネ宮殿の日時計