『クロナカ』131号発行

日伊協会会報『クロナカ』2011年秋号(通巻131号)ができあがりました。
会員のみなさまに発送作業中です。

今回の特集は、「イタリアのジュエリー」です。

長い歴史を持つヨーロッパのジュエリー(宝飾品)。なかでも、古代エトルリアからの歴史が息づくイタリアのジュエリーについて、ジュエリー史研究の第一人者である有川一三さんに、巻頭の記事をお願いしました。

また、フィレンツェで現役のジュエリー作家として活躍中の橘直美さんに、楽しくも厳しかった修業時代を振り返っていただきました。
さらに、プッチーニのオペラ『マダマ・バタフライ』(蝶々夫人)岡本喬生版の世界初演(今年8月)の様子について、現地からリポートをお届けします。
オペラ(バス)歌手の岡本さんは、このオペラに描かれた日本の風習や言葉への誤解を正すことに執念を燃やし、とうとうプッチーニフェスティバルでの公演を実現しました。

日伊協会の会員以外で購入を希望される方には、1部300円でお頒けしています。
日伊協会のサイトの「出版物のご案内」ページから購入申込みができます。
また、事務局に電話でお申し込みすることもできます。その際は、「クロナカ2011年秋号(131号)」とご指定ください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)

<目次> (表紙を含めて全24ページ、数字はページ番号です)

●特集イタリアのジュエリー
3  国際的名声を博した19世紀イタリアの復古主義ジュエラー
  カステラーニとジュリアーノ 有川一三
7 私のジュリー修業時代
  --師匠とのめぐりあい、そして独立 橘直美

10 イタリア文化喫茶室
  世界初演! 岡村版『マダマ・バタフライ』鑑賞ツアーに参加して
  神田道子
12 イタリア・ルネサンス絵画史入門<36> 松浦弘明
  フィレンツェにおける反クラシック的な動向 ―ポントルモ―
14 EUのなかのイタリア モスカテッロ・リポート<39>
  アントニオ・モスカテッロ
  スキャンダルと債務危機のダブルパンチでイタリアは窮地に
16 小さな村の大きな人生<2> 田口和博
  不条理な運命を背負って生きるということ
18 「サルデーニャで得た恩師と仲間」
  --木村彰博シェフの3年間 宮寺麻里子
19 イタリア20州地方料理
  --Sardegna サルデーニャ州 木村彰博
20 イタリアのニュースから
22 恵贈図書
22 イタリアで見つけたあんなもの、こんなもの 長谷川嘉美
  薬臭さが病みつきになる「甘草のリキュール」
23 日伊協会からのお知らせ
表紙 アッシジ(ウンブリア州)にて 二村高史