彼らの寄進により経済力を得た教会は、11世紀後半から聖堂の再建を手掛けていくことになります。 ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂でも、832年に建てられた旧聖堂は1063年頃から新たに建て直され、1094年に新聖堂の献堂式が挙げられました。 内部のモザイク装飾はその後、13世紀まで継続的に行われていきます。 本講座では、まず11~12世紀にかけて東ローマ帝国や南イタリアではどのような装飾が行われていたのかを確認し、その後、それらと比較しながらサン・マルコ聖堂装飾の特徴を明らかにしていきたいと思います。 1.中期ビザンティン聖堂の装飾(1) | 紀元1000年頃、イエスの再臨が近いと思い始めた人々は聖地への巡礼を盛んに行いました。|
講 師:松浦 弘明 (多摩美術大学教授) 日 程:10/16, 30, 11/13, 27, 12/11, 1/22, 2/5, 19, 3/11(月)(全9回) 時 間: 19:00 – 20:30 オンライン配信 ※ ご欠席の場合は、事前にご連絡いただければ、録音データを後日配信いたします。 受講料:会員 28,000円 受講生・一般 29,000円 | |
<講師プロフィール> 東京芸術大学美術学部芸術学科卒業後、イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学へ留学。帰国後、順天堂大学非常勤講師などを経て現在、多摩美術大学教授。主な著書に、『ラファエロ』(共著/河出書房新社・2017年)、『図説 イタリア美術史』(河出書房新社・2015年)、『システィーナ礼拝堂を読む』(共著/河出書房新社・2013年)、『イタリア・ルネサンス美術館』(東京堂出版・2011年)などがある。 |
申込名 | 時間 | 参加費 | 申込 | 備考 | |
OS-A | 19:00~ 20:30 | 会員 | 28,000円 | ||
受講生/一般 | 29,000円 |
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