《第1回》イタリアワイン講座 開講記念
ワイン生産者が語る『アルベラータ・アヴェルサーナ』
~エトルリア時代から続く伝統農法の復権で世界遺産登録へ~

  

『イタリアワイン6000年』と言われますが、その農法は様々です。今回はエトルリア時代(紀元前8-1C)から続く伝統農法『アルベラータ・アヴェルサーナ』をご紹介。これはポプラやニレの並木を支柱にする葡萄栽培法です。収穫は人がハシゴで約15メートルの高さまで登り手摘みで行います。そのユニークさは17世紀の絵画のモチーフにもなりました。

しかし経済効率優先の時代の流れのなかで次第に忘れ去られ、スローフード協会の絶滅危惧食材にも認定。数軒の農家が協力し試行錯誤を重ね高品質なワイン造りに成功。その味わいはミシュランの星付きレストランでも採用されるほどの妥協を許さないこだわりです。現在はユネスコの世界無形文化遺産登録を目指しています。

今回は生産者アルベルト・ヴェルデ氏が初来日。本邦初公開のワインと日本が世界に誇るユネスコ無形文化遺産である和食の『お寿司』とのペアリングを体験します。お寿司は、日本全国各地の郷土寿司の発掘・継承を続けている『酢飯屋』の岡田大介氏に登場いただきます。ともに『失われゆく伝統的な食文化の復活』という共通点をもつおふたりの食のセッションをお楽しみに!


<講師プロフィール>

アルベルト・ヴェルデ氏
カンパーニャ州カゼルタ県アヴェルサのワイン生産者Drengot創立。アルベラータ・アヴェルサーナ・プロジェクトの中心的人物。

台風19号の影響により、イタリアから日本向けのフライトが軒並みキャンセルとなり、アルベルト・ヴェルデ氏の来日が不可能となりました。アルベルト氏に代わり、Drengot社エクスポート・マネージャのアントネッラ・バルビエリ女史に急遽変更されることになりました。ご了承下さい。

写真©reiko masutani


<講師プロフィール>

岡田大介氏
文京区の完全紹介予約制の寿司屋『酢飯屋(すめしや)』代表。日本各地の郷土寿司を発掘し広める。ユニークな活動は海外でも紹介。著書『季節のおうち寿司』(2016)PHPなど。

司会:櫻井芙紗子

ボローニャ国際児童図書展など出版の仕事を経て独立、イタリアでソムリエ資格取得。ヴィアッジョ・ヴィーノ代表。日伊協会理事。

日 時:2019年10月18日(金)19:00~20:30 受付開始18:30
講 師:アルベルト・ヴェルデ氏、岡田大介氏
参加費:会員 4,000円 一般 4,500円 ワイン試飲、和食(お寿司)とのペアリング込み
定 員:40名(先着順)
会 場:ゲーテ・インスティテュート東京2F207セミナールーム (日伊協会から徒歩1分)
          〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目5−56

申込名開催日時間会場参加費備考
E101810/18(金)19:00~
20:30
ゲーテ・インスティテユート
東京2F207
セミナールーム
会員4,000円終了
受講生
一般
4,500円