12月2日(土)13:00より、イタリア文化会館アニェッリホールにて、第27回目となるイタリア語スピーチコンテストが開催されました。12名の方が本選に出場し、スピーチを競いました。
また審査時間を利用して昨年に引き続きトーク・イベント「イタリア語よもやま話パート2」を開催し、イタリア語通訳の第一人者であり、日伊協会でプロ通訳養成講座をご担当のリッカルド・アマデイ先生と、協会イタリア語講座・講座主任の押場靖志先生のおふたりに、イタリア語の面白さについて語っていただきました。
(結果)
第1位:皆川 海樹 「ナポリ、日常の中の音楽とドラマ」
第2位:石井 友里香 「人生の道標」
第3位:山岡 亜希子 「働く母親の一人として思うこと」
イタリア文化会館賞:石井 友里香 「人生の道標」
朝日新聞社賞:福井 大智 「私がイタリア語を始めるきっかけとなった2つの出会い」
日伊協会賞:吉野 美恵 「それぞれの瞬間の輝き」
(敬称略)
以上の方々が入賞なさいました。
1位の皆川海樹さんのスピーチ「ナポリ、日常の中の音楽とドラマ」は、大学で声楽を専攻していた皆川さんがナポリに留学し生活した中で感じた、ナポリ人とナポリ方言のお話です。大きな声でジェスチャーを交えて話すナポリ人はまさしく舞台で歌う歌手そのもの。彼らのDNAには常に演劇性が息づいています。抑揚のあるナポリ方言は母音の変化だけでさまざまな感情を表すことができるというのです(優勝スピーチは後日HPにて紹介の予定です)。
なお、1位から3位の方には日伊協会より賞状、賞杯が贈られ、景品として1位の方には、アリタリア-イタリア航空より東京-ローマ往復航空券、Siena Dante Alighieri校よりイタリア語研修費、スルガ銀行賞として滞在費10万円、2位の方にはRoma Torre di Babele校よりイタリア語研修費。スルガ銀行賞として10万円の旅行券、3位の方には5万円の図書カードが贈られました。
また特別賞としてイタリア文化会館よりイタリア食品詰め合わせ、朝日新聞社より記念品、日伊協会よりイタリア語講座受講券がそれぞれ贈られました。入賞者の皆様おめでとうございました。
惜しくも入賞を逃した皆様、更に研鑽を重ねて、次の機会に頑張って下さい。(アルファベット順 敬称略)
福寿 和也 「留学生活を豊かにしてくれたイタリア語」
保坂 真名 「共生への道」
宮下 采子 「人生の決断」
大矢 かおり 「私とチンクエチェント」
櫻井 朋子 「冒険の旅に出よう!」
柴田 陽子 「世界遺産のコントラスト:軍艦島そして沖ノ島」
高尾 海人 「愛について」
協賛:スルガ銀行、アリタリア-イタリア航空、
後援:イタリア大使館、朝日新聞社、NHK
また下記の審査委員の先生方にも重ねて御礼申し上げます。
白崎容子(元慶応義塾大学教授)
高田和文(静岡文化芸術大学名誉教授・理事)
Marisa di Russo(元東京外国語大学客員教授)
Silvio Vita(京都外国語大学教授)
Paolo Calvetti(イタリア文化会館館長)
質問者:竹内マテルダ(日伊協会イタリア語講師)
(敬称略)
主催:公益財団法人日伊協会、イタリア文化会館