12月3日(木)の夕方、ブレーシャに集合し、モデナの近県の町、ビニョーラ(Vignora)に小型バス(Pulmino)で向かいました。霧の深いなか、約2時間半後に到着。今回は交流のあるモデナのオーケストラの誘いで実現したコンサートでした。用意してくださった軽食を有り難く頂き、21時から約1時間半の演奏を行いました。
舞台が少し狭く、各パートの音のバランスが今一つでしたが、無事終了しました。演奏後お菓子と飲み物を頂き、直ぐまたバスでブレーシャに戻りました。着いたのは1:30。結局夕食出来ず。
バスの中では、まるで修学旅行のように皆はしゃいで、お菓子食べたり、喋りまくり。こういうとんぼ返りのコンサートも楽しかったですね!翌日の夜は次回のクリスマスコンサートのための練習。充実した週末でした。
<ブレーシャ市庁舎でのクリスマスコンサート>
12月19日(土)17:00より、ブレーシャの市庁舎でクリスマスコンサートが開催されました。会場は、最近になって発見された「判事の間」。平面図には昔からあったものの入り口が塗り固められていた為、どこにあるか分からなかったところで、普段はガイド付きでしか入れないそうです。
我々の目の前にまで座るほどの満員の聴衆で、熱気溢れる中の演奏は最高の気分でした。聴衆から「Bravi!」の連呼と大拍手、2回のアンコールに応え、メンバー全員嬉しく満足出来ました。今年最後のコンサートで、こんな素晴らしい場所での演奏機会を得られて本当に幸せです。フレスコ画が美しかった!
<旅行編 サレルノのイルミネーション>
クリスマス前に、7年前の夏に2ヵ月だけイタリア語留学した思い出あるサレルノ(Salerno)*1に出かけました。イタリアの友人からそこのイルミネーションはとても綺麗で有名だと勧められ、見たいと思っていました。夕方に到着し、ホテルの人にどういうルートで見たら良いかを訪ねて、いざ出陣。
ホテルは町のメインストリート近くに取ったので、効率よく廻れました。まず大きなツリー。中に細い管が幾つもあり、上から下にまばゆい光が流れていました。ほとんどの路地に様々なイルミネーションが彩られ、ある小さな広場に面するアパートの窓にそれぞれ可愛いイルミネーションが飾られ、それは見事でした!こういう種類のは見たことがなく、圧巻でした!
劇場近くの公園では、主にディズニー系のイルミネーションで、子供たちがとても喜んで写真撮影していました。夢のあるテーマですね。週末は凄い人混みでとても歩けないとホテルの人が言ってましたが、平日だったのでゆったりと歩いて、写真も色々撮ることが出来ました。このイルミネーションはトリノと1年毎に飾られるとのこと。来年はトリノ。ミラノから近いから是非また見たいですね。
そして、もう一つの目的である、美味しいナポリピザを食べに以前よく行ったピザ屋さんへ。勿論水牛のモッツアレラのピザ!最高に美味しかった!しかもたった8ユーロです。
そして、7年前にイタリア語を習った先生と再会、当時の事や友人達、近況などをお喋りして懐かしい時間を過ごしました。最近彼女は公立高校の先生の試験にパスして、とても喜んでいました。安定した職に就くのがかなり難しいイタリア、まして南イタリア。生徒にはアフリカからの移民の子供たちもいて、全く言葉(自国のも含め)を書けない、イタリア語も話せない書けない生徒がおり、そういう子供たちに熱意を持って教えるこの仕事が出来て本当に満足していると話してました。自分のやりたい、打ち込める仕事を持てるのは最高だと思います。充実している彼女を見て私も勇気付けられました。
*1:南イタリアカンパーニャ州の街。ティレニア海に面し、アマルフィ海岸とソレント半島の付け根のサレルノ湾に位置する。州都ナポリから南東へ約50km