『クロナカ』147号発行

日伊協会会報『クロナカ』2015年秋号(通巻147号)が出来上がりました。
会員の皆様に発送中です。


今号の特集は、「日伊国交150周年」です。
1866年8月25日(新暦)に日伊修好通商条約が結ばれてから、来年は150年目にあたり、さまざまな行事が予定されています。
今号はそれに先立ち、1960年代から80年代にかけて、まだまだお互いの情報が少なかった時代に、いろいろな形で日本とイタリアの交流に携わった4人の方々の楽しくも驚きのエピソードを、取り上げました。

1978年に来日したカルミネ・コッツォリーノさんは、日本初のイタリア人オーナーシェフとして87年に「リストランテ・カルミネ」を開店。合気道の先生になるために日本に来たカルミネさんが、なぜオーナーシェフになったのか。その秘密が明かされます。

1967年にイタリア・ミラノに単身赴任した宮本進さんは、イタリア語も話せないのに、ミラノに赴任。英語が話せないイタリア人のなかで、どうやって難関を乗り切ったのでしょうか。

1964年、空手の普及を目的にヨーロッパに向かった三浦勝さんは、苦労に苦労を重ねて、イタリアに武道を根づかせました。

そして、その孫弟子にあたるイタリアの女流作家エルヴィーラ・ピアッツァに、ある日の空手道場での出来事を書いていただきました。

また、日伊両大使からいただいたメッセージを裏表紙に記載しております。
今回は特別編成のため、連載記事の一部はお休みです。

『クロナカ』は、日伊協会の会員以外の方にもお分けしております。
当ページ上部のメニューから、[出版物]→[会報『Cronaca』一覧]を選択し、ページ下部にある[お申し込み>>]ボタンをクリックしてお申込みください。

また、事務局に直接電話でお申し込みいただいても結構です。
その際は、「クロナカ2015年秋号(147号)希望」とお伝えください。
tel. 03-3402-1632 (日伊協会事務局)

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【目次】 (表紙を含めて全24ページ、行頭の数字はページ番号です)
特集:日伊国交150周年
3 60~80年代の交流の現場から
4 本当にここが地球の上? すべてが驚きだった日本
──来日38年、カルミネ・コッツォリーノさん
6 右も左もわからないままイタリアに赴任して
──50年前のミラノで宮本進さんが実践したこと
8 苦難の末にイタリアに根づいた武道
──半世紀にわたって空手と文化を伝えてきた、三浦勝さん
10 センセイ──イッポン道場での「試練」の思い出(上)
エルヴィーラ・ピアッツァ、天野泰明(訳)
13 第5回「イタリア人大学生のための日本語・日本文化講座」ご報告
14 イタリアで花開く日本文化<13> 持丸史恵
ヴェネツィアで日本人のガラス作品展開催
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16 イタリア・ルネサンス絵画史入門<51> 松浦弘明
絵画における迫真性の探求
―カラヴァッジョの最初の聖堂装飾―
18 小さな村の大きな人生<18> 田口和博
祈り続けることに限界はないのかということ
20 イタリアのニュースから
22 Yoshio AntonioのイタリアPOPS小辞典<9> 磐佐良雄
ナポリ音楽界の新リーダー ジジ・ダレッシオ
23 日伊協会からのお知らせ
24(裏表紙) 「日伊国交150周年」公式ロゴ発表
「日伊国交150周年」に寄せて 日伊両大使のごあいさつ
表紙 ローマ サン・ピエトロ大聖堂にて  二村高史