友人のアコーディオン奏者がCDを発表するので、是非来て!と誘われて行ってきました。
彼女とは、ミラノの音楽学校に下見に行ったときに、偶然知り合いました。とてもフレンドリーで初めてこの学校を訪問した私に対して、気さくに声を掛けてくれ、不安げな私のことを理解してくれ、私にとって貴重な出会いが出来たと思いました。もちろんその場で名刺交換しました。
彼女はロシアの音楽院出身でイタリアの男性と結婚されて音楽活動をされています。その後も、ミラノオケのコンサートを案内して、ご主人と来てくれたことがあります。今回のCD発売記念のイベントでは、4人のパネリスト達がアコーディオンと他の楽器と音楽の有り方についてディスカッションしていて、彼女の演奏もあり、お客様との交流もあり、1時間半もかかってました。。。
日本の様にCDを売るという雰囲気が余りなく、ちょっと寂しい気もして、私が売ってあげたかったと思いました。今度一緒に演奏しようと誘われました。いいですね!出来たらきっと楽しいでしょう。
<ミラノ ファッションウィーク>
9月のミラノでは恒例のファッションウィークが開催され、沢山のお店では色々なイベントが
夜遅くまで開かれ、華やかでファッションの街ミラノを象徴するシーンで溢れていました。
私の友人が日本の着物文化をイタリアに広めるためにミラノで活動しており、着付けとレンタルをイタリアに限らず広くヨーロッパで行っています。
この日は、ある日本の伝統工芸を紹介するお店とタイアップして、「Milano Fashion Week in kimono」を開催したので行って来ました。
イタリアでも着物はかなり知られていて、この日は日本人だけでなく若いイタリア人女性も、着物ファッションでミラノの街を闊歩してました。
日本とは多少異なる着こなしで、こういう着物の着方もありと知らされました。
型にハマらないセンスの着物もイタリア人には良く似合っていて、着付け専門職の友人達も楽しそうに新しい着付けを試みていました。
私は着付けもするのでとても勉強になりました。
<マンドリンコンサート>
10月のミラノオケでは、ミラノのセンピオーネ公園の中にある「CRT Milano Teatro dell’Arte」という立派なホールで、スイスからのマンドリンオーケストラ、イタリアで活躍中の日本人マンドリニスト西山みきさんと共演しました。
観客は、マンドリンのオーケストラ演奏だけではなく、マンドリンソロの演奏も楽しむことが出来たと思います。「Brava!」の連呼で私も影の仕掛け人としても、日本人としても誇らしかったです。
もう一つの招待オーケストラ、スイスの”Aurora Vacallo”の何人かのメンバーは、何度か夏のマンドンサマーコースで知り合ったメンバーで、久し振りに再会、同じ舞台で楽しく演奏することが出来ました。
このホールはミラノ市営で、使用するのに費用は掛かりません。イタリアでは教会は勿論、市営のホールは無料ですので、ここが日本と異なることのひとつです。プロは兎も角、アマチュアのコンサートが気軽に楽しめる環境になっているのかと思います。
この1週間前は市外のある教会でミラノオケが演奏する機会があり、満員の観客でした。教会の大きさも丁度良く、音の響きが素晴らしく、気持ちよく演奏出来ました。そして何よりも、演奏あとに「Rinfresco」という、軽い飲み物と軽食を教会側で用意してくださり、ワインとパスタ、地元の人々手作りのブルスケッタ、七面鳥の杏子入りオーブン焼きを振る舞ってくれ、心のこもった美味しいお料理で感動しました。演奏した喜びと私達の音楽を楽しんでくれた地元の人々との交流が出来、暖かい歓迎が嬉しかったです。
<イタリア学校の友人との再会>
7年間の空白を感じさせない当時と同じ雰囲気で共通語のイタリア語でお喋りし、違和感なく楽しい時間を過ごすことが出来ました。今回のコンサートでも目を輝かせて感動してくれ、招待出来て良かったと思いました。
彼女達とはミラノ近くに一緒に小旅行したり、アペリティーボ、メルカート、美術館、ナヴィリオ地区散策など、イタリアの雰囲気を味わって貰いました。幸い天気も良く、それぞれの国での再会を楽しみに帰国していきました。ヨーロッパは近いですし、航空券もかなり安い(ロンドン・ミラノ往復なんと6,000円相当とのこと)ので、今度は私が出掛ける計画を立て始めようと思います。