<暑いミラノ>
以前は余り検札に来ない普通電車でしたが、最近EXPOが始まったせいか?廻ってくるようになり、不安的中。ブレイシャ駅直前で車掌が検札に来ました。乗車券を見せたら車掌は刻印していないと、罰金の手続きをしようとしたので、私は刻印したと反論。刻印の跡がついていないと彼は指摘しましたが、私は数回に渡り断固として「絶対忘れていない、自分はここに刻印した!」と主張し、無いと言い張る彼を説得するため(?)言い続けました。諦めてはいけません。罰金なんて払うつもりは毛頭ありません。
まもなく列車はブレイシャの駅に着きそうになり、彼はようやくかすかに見える刻印の印(見えない…)を差して、「ここにあるのだな?」と言い、そうだと頷く私。やっと鋏を入れてくれました。。。目の前にいた女性は、さもあることと分かった顔でにが笑いしてました。最後に彼に「こういう場合は、どうするのか?」と質問。彼は「私達の所に言いに来てください。」と答えました。つまり、乗車する前に刻印したけど、このように刻印されなかったとか、忘れたときも自主的に申告しに行くと、鋏を入れてくれるのです。しかし、実際には一人で盗まれても良い何かを席に置いて、他の荷物を持って言いにいくのは大変です。まして混んでいると先頭車両に辿りつけません。そのあくる日から、他の紙で刻印試してから、切符に刻印することにしました。時間に余裕がないと難しい。。。
余談ですが、このブレイシャ行きの電車の同じ車両で、偶然有名なイタリアのマンドリニストと出会いました。私がマンドリンを置いて席に座ろうとしたら視線を感じてその方向を見ると、背の高いやや年配の男性が私とマンドリンをじっと見ておりました。なんか見たことのある方だなと思いながら考えていると、彼は「マンドリンですか?」と聞いてきたので、「そうです」と答えたら、「私はUgo Orlandiです」と自己紹介されました。
ビックリ!!しました。日本でも一番有名なイタリアのマンドリンの巨匠です。私はそれだけですぐその場を離れました。恐れ多くて。。。彼もブレイシャで降りました(ある楽団の指導をされています)。彼の生徒である私の友人に後日話すと、その日レッスンが有ってその時間帯に電車に乗る予定だったそうです。
<夏のメニュー>
暑いので食欲がなく、また火を使うと暑いので冷たい料理が食べやすいです。写真は「Insalata di riso お米のサラダ」「ガスパチョ」です。お米のサラダはbarでも夏は一品として良く見かけます。でも、自分で作ると美味しいのです。私はパスタみたいにお米を茹でて水で洗って粘りをとって、あとは野菜のピクルスやコーン、ソーセージ、カルチョーフィ、ツナ缶、トマト、ゆで卵などを入れて、ビネガーとオリーブオイル、塩・胡椒で味付けます。これ一つで野菜もタンパク質もとれるので、夏向きの料理です。オリーブオイルも余り使いませんし、ヘルシーです。これから更に暑くなるので、体力を落とさない様食事は工夫して乗り切りたいです。