講師のTutta Italiaカンパニー長の松浦さんは、数週間前にまさにイタリアの島にご出張されていたということで、最新の写真を見ながらのお話となりました。
シチリアやサルデーニアといった大きな島はもちろんですが、小さな島々にも見どころは満載です。
まず、イタリア三番目に大きな島、トスカーナ州のエルバ島について紹介され、美しい港や、島を見渡せる丘の上からの風景を地図や写真を見ながらご説明いただきました。また、この島の歴史にかかせないナポレオンについて、その別邸や博物館も紹介していただきました。
次に、日本人にも「青の洞窟」で有名なカプリ島、そしてツアーではなかなか行く事のないプローチダ島とイスキア島についての紹介がありました。小さな島プローチダ島は三輪タクシーでまわるのがお勧めとのことです。イスキア島は温泉とエステで有名です。その温泉を日帰りでも楽しめる施設や、エステのできる高級ホテルも紹介されました。いずれの島も美しい景色に美味しい海の幸が満載です。
イタリア人も愛してやまない青い海と青い空を求めて、そんな島々を訪ねたくなるセミナーでした。
ご自身のイタリアとのつながりは、初めて足を踏み入れた40年前の大学時代からとのこと。以来、イタリアは憧れの国でしたが、30数年の会社生活後、2年間のセカンドキャリア休暇を取得してイタリア留学を実現されました。
“イタリアに滞在する”には、パックツアーやロングスティ、留学といった色々な手段方法がある中で、シニアの方々には短期滞在の「遊学」がリスクや自由度を勘案するとお勧めではないかと、例や理由を挙げつつ提案していただきました。
また、湯浅さんが滞在したミラノ、ローマ、ペルージャ、ボローニャそれぞれについて、学校の様子やステイ先のことなどを沢山の写真とともに紹介いただきました。
湯浅さんにとって「遊学」のポイントは「意・食・住・間(意味・食事・住宅・仲間)」で、何の為に「遊学」するのかという「意味」をしっかりとした上で「遊学」することを勧められました。それにより、そこで出会った人々は湯浅さんにとって宝物であり、そしてそれは人生の色々な経験を積んできた今の自分だからこそ出会えたものである、とのこと。
即ち、人生は「やり直す」必要などなく、人生のある時点において、一度、自らの生活を見直し、もう一度、第二の人生を「再起動」するという湯浅さん、「遊学」によって得た人生の確信は自分への自信をもたらしてくれたものだったようです。