私は現在、語学留学でイタリアに滞在していますが、次年度は音楽の知識習得とレッスンをしたいと思い、ミラノにある私立の音楽学校を訪ねました。友人の友人がその学校でレッスンを受けていることを聞き、情報を得たかったのです。
事務局は親切で、回答も明快でイタリアらしくない?と感じました。友人によるとイタリアとは思えない優秀さのセグレテリア(事務職員)だそうです。HPにはマンドリンのコースはありませんでしたが、登録している先生は居るとのことで、コース開設は可能だという返事でした。西洋音楽史・ソルフェージュ(西洋音楽の学習において楽譜を読むことを 中心とした基礎訓練のこと)は常設で問題なく受けられると。「検討してまた訪問します」と学校を出ました。
すると事務室に居合わせていた女性が私に声を掛けてきて、少し立ち話をしたところ、その学校でアコーディオンを教えているというロシアの女性でした。私が話している内容を全て聞いていたらしく、興味深そうに質問をしてきました。マンドリン奏者も何人か知ってること、自分の生徒のこと、日本の有名なアコーディオン奏者のCobaさんのことなどを、矢継ぎ早に話し掛けられました。
名刺交換をすると、「何かあったら遠慮なく連絡してね、頑張ってね!」と言ってくれ、新しい音楽での出会いに嬉しくなりました。後日、私のイタリアでの様子をメールで少し補足したところ、すぐ返事があり、「同じ音階だから弾いてみてね」とロシアにあるドムラというマンドリンに似た楽器の楽譜が添付されていました。また「マンドリンのコンサートがあれば是非とも行きたい」とあったので、早速2月のコンサートの予定を連絡しました。出来るだけ出会いを大切にしたいと思っているので、今後も機会を見つけて連絡を取って行きたいと思います。
舞台にスポットライトが当たり、観客は当然演劇を集中して見ているので、オーケストラの細かいところまでは見てないようでしたが、オーケストラは小さい照明機具を譜面台に付けただけの演奏なので暗く、指揮者と演技者の両方が見えにくくとても神経を使いました。1時間30分以上の休憩なしの舞台のエンディング曲になったときはホッとしました。沢山の拍手と賛美の言葉を頂き、良いコンサートになったようです。ミラノ市内からかなり離れていた場所にも関わらず、これだけのお客様が来てくれたのはとても嬉しかったです。
来週は、ミラノ市内での週末連続3夜のコンサートがあります(!)。私は土日だけ2回しか出られませんが。1週間前の今でさえ、まだ指揮者から演奏曲目は明らかになっていません。。。友人によると大体「・・・・」だと思うと。私は提案された26曲目の内、半分しか演奏しておらず、不安の日々となっています。当日のぶっつけとなるのか、楽しみな(?)コンサートです!