2008年に知り合った友人家族の家で南イタリアのクリスマスを体験してきました。
23日夕方に着き、夜カゼルタの町を車で案内してくれ、色・形とりどりのイルミネーションを楽しみました。ミラノのDuomoのツリーより煌びやかで うっとりしました。24日はその友人の家!で15:00からの食卓でした。 奥様が敬虔なカトリック信者なので夜のミサに参列するために。
24日は通常魚料理で25日は肉料理だそうです。
プリモがスパゲッティボンゴレ、セコンドは暖炉で車エビを炙って焼いたもの、スズキのワイン蒸し、野菜がブロッコリー葉炒め、レタスとケッパー・アンチョビ・黒オリーブ炒め、デザートはフルーツ入りビスケット(Roccocò)、チョコを塗した柔らかいビスケット(Mustaccioli)、最後はナッツ3種類を延々と食べるというものでした。
スパゲッティボンゴレもアルデンテ以前に鍋から引き揚げて、ゆっくりソースに絡めるという絶妙な作り方。参考になりました。暖炉はいいですね~。
前日までは、通りは日本の年末と一緒で、凄い混雑状態(皆買物に走っている)でした。しかし、夜20時以降は、車は殆どなし。。。皆家で食べて飲んでいるからです。 正に静寂でした。
翌日午後に友人の奥様の実家に家族揃って(私は便乗者)料理を沢山 詰め込んで向かいました。 車で約1時間のチェッレート・サンニータという小さい町です。既に一度訪問して知っている お兄様の家族でした。 到着するとすでに家族親類総勢12名はスタンバイしていました。それは賑やかというか大盛り上がりで、食べ・飲み・歌い・踊り・・延々5時間以上に渡る宴会で、もう、あんなにおかしくて楽しいのは久し振りでした。特に歌うのが好きで、大合唱。私も手招きされ一緒に オーソレミオを歌う羽目に。。。 男性は酔うとよくマイク代わりに何かを持つ週間が日本でもありますが、ここでも同じで赤いプラスチックのコップをマイク代わりに持って絶唱してました!もう笑っちゃいました。 友人の息子さんが「これが南イタリアのクリスマスだよ!」でも、料理はもっと2倍出す家もあるとのこと。
成程と思ったのは、みな奥さんたちが料理を持ち寄りで、実家の奥さんが全部 作るということはないのでした。これなら長男の嫁も助かりますよね。散々食べて、更にお菓子、チョコレート、ナッツ類。そして、更に最後は恒例の発砲ワインとクリスマスケーキ!もう入りません!!!その家には入れ替わり立ち代わり友人達が挨拶に訪れ、クリスマスを祝うという日でした。
編集部注:カゼルタ(Caserta)はナポリの北約25キロ、人口約8万人の街。世界遺産であるカゼルタ宮殿が有名。
チェッレート・サンニータ (Cerreto Sannita) は人口わずか5千人の村